赤字転落のイトーヨーカドー 行かなくなった消費者の声は?
セブンイレブンやイトーヨーカドーを運営するセブン&アイ・ホールディングス。2016年2月期の連続決算は営業収益・営業利益ともに増加し、順調な状況が伺える。
ただ実態は報道にもあったように、セブンイレブンは好調である一方で、イトーヨーカドーは純損益68億円の赤字。北千住店や戸越店と次々に閉店を余儀なくされている。
かつては休日の買い物の定番であったイトーヨカドー。赤字にはさまざまな要因があるだろうが、顧客となる一般消費者はどう思っているのだろうか。
しらべぇ取材班は、世間の声を聞いてみた。
①あえて行く理由がないので…
50代女性:近頃はイトーヨーカドーには行ってないです。食料品を購入するのであれば、サミットやオーケーストアで安くて質がよいものが購入できますので、あえて時間を掛けて大きい店内をぐるっと回って購入することもないですね。
イトーヨーカドーで洋服を買ったこともありましたが、最近はオシャレ着であればデパートで、普段着であれば『しまむら』のどちらか。つまりは、車に乗ってまで「あえて」行く理由がないということです。
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②単身なのでコンビニとドラックストアで十分
20代男性:一人暮らしをしているのですが、そもそもスーパーに行くことがほとんどないです。ご飯は朝は食べず昼と夜は外食ですし、飲み物やカップラーメンはコンビニやドラックストアで購入します。
イトーヨーカドーとかの総合スーパーまで行って購入する男性は、バーベキューの準備とか家族持ちくらいではないでしょうか。私は非リア充なんで、そんな機会は今のところないです。
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③食品は近場で、洋服はアウトレットで
30代女性:子供のころは、母に連れられて行った記憶があります。食品を見て回るのは好きなのですが、近所のヤオコーや商店街も充実しているので、社会人になってからは行ってないですね。洋服を買ってもらった記憶もありますが、今はアウトレットでブランド品を買いに行ってます。
食品は近場で、洋服はアウトレットで、それ以外では滅多に買い物しないです。
年代、性別もばらばらの3名に話を聞いたが、「わざわざ総合スーパー行かなくても、事足りてしまう」というのが共通の理由だ。
一部の店舗では閉店の話も出ているイトーヨーカドー。閉店するのは非常に残念なので頑張ってほしい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・松岡佑季)