エレベーターの待ち時間にイライラするのは「時は金なり」精神?
日々の生活に欠かせないエレベーター。待つ時間が短くすぐに乗れる場合はいいが、そうでない場合にはイライラしてしまうこともあるだろう。
しらべぇでは、全国20代〜60代の男女1,365名に「エレベーターの待ち時間はイライラする」という人の割合を調査してみた。
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■待ち時間にイライラしてしまうのは3割以上
すると、全体では約3割の人たちがエレベーターの待ち時間にイライラすると回答。
多くの場合は目的があってエレベーターに乗るため、あまりにも待たされると無駄な時間のように感じてしまう気持ちもわかる。
人との待ち合わせでは約束の時間に遅れる可能性もあり、ハラハラしてしまうことも。
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■高年収のほうがエレベーターを待てない?
年収別で見てみると、1,000万円以上の人では約6割もの人がエレベーターの待ち時間にイライラすると判明。
「Time is money」=「時は金なり」という言葉があるが、これは普段何気なく過ごしている時間はお金と同じように価値があるという意味。
高年収の人のほうが時間を大切にし、そういった心持ちで生活をしているということなのかもしれない。
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■エレベーター待ちのイライラ解消のためのアイデア
利用者をイライラさせないためにはエレベーターの増設がシンプルだが、既存のビルに新たにエレベーターを増設したり、エレベーターの性能そのものを向上させるのは、非常に手間とコストがかかる。
そのようなときに、あまりコストをかけずに視点を変えて利用者をイライラさせないアイデアもあるようだ。
①扉が鏡張りのエレベーター
鏡があると、つい覗いて見て身だしなみを整えたり、後ろに立つ人を気にするようになる。ただ「待つ時間」という認識から意識をそらすという発想から、鏡が設置されるようになったそう。
②エレベーターの階数表示がない
エレベーターが効率よく人を乗せて運行できるように、コンピューターがそれを瞬時に計算し動きを判断している。そのため、ある階で待っている人がいるのにもかかわらず、通過せざるを得ないことも。そのときに利用者を不快な気持ちにさせないように、あえて階数を表示しないのだそう。
さまざまな苦労を乗り越え、現在でも改良がなされている。今後もさらに便利で人に優しいものに進化していくはずだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・山吹彩野)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年9月23日~2016年9月26日
対象:全国20代~60代の男女1,365名(有効回答数)