外国人に「わさび大盛り」で寿司店が炎上 その健康リスクについて医師に聞いた
大阪にある格安寿司店『市場ずし』が、外国人観光客に対して「わさびを大量に入れた寿司」を提供していた問題で炎上している。
10月2日、市場ずしは公式サイトで「すしに多くのわさびを乗せていた」事実を認めて謝罪。
■外国人観光客はわさび大盛りが好き?
一方で、外国人観光客から「ガリやわさび増量の要望が非常に多いため」と釈明し、「民族差別的な発言はなかった」と主張した。
たしかに、観光庁が発表している『多様な食文化・食習慣を有する外国人客への対応マニュアル』では、
「刺身を食べる中国人には、練りワサビをたっぷりと提供する方がよい(1回の食事で 1本の練りワサビを使い切る人もいる)」
と記されている。
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■「わさび大量摂取」の危険性について内科医に聞いた
とはいえ、日本人には想像しづらい「1回の食事で練りワサビ1本」という消費量。こうした大量摂取に健康リスクはないのだろうか?
現役内科医の青木マダガスカル先生に聞いたところ…
青木先生:わさびを大量に摂取しても、健康への影響は少ないと思われます。ただ、辛味による刺激への反応として、吐き気や下痢などが起きる可能性はあります。
普段から胃腸が弱い人は、大量に食べすぎないほうがいいかもしれません。
香辛料とはいえ食品なので、健康への影響は少ないとのことだが、吐き気や下痢などの恐れもあるとのこと。
外国人観光客は、今後も増え続ける可能性が高く、寿司は世界で人気の和食だ。
言葉の問題があるとはいえ、「わさび大盛りにするかどうか」をしっかり確認する接客が必要だろう。
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