意外に多い!「失業手当」を50代会社員の4割が経験ずみ
雇用保険料をきちんと払っていれば、会社を辞めても失業手当がもらえる。ただし自己都合の退職では、3ヵ月間は制限があるため期間内に再就職できると給付されない。
もらえそうでもらえない、それが失業手当なのだ。そこでしらべぇ編集部では、失業手当をもらったことがある人について調査をしてみた。
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■経験者は約4割と高い!
男女20~60代の就業経験者のうち、なんと38.9%が失業手当の経験者だった。意外に高い数字だ。
これを職業別に集計してみると…
社会人になってその後退職し「無職・家事手伝い」になった人、結婚を機に「専業主婦」になった人などが失業手当の経験者が多く5割以上。2人に1人は失業手当をきちんともらっているのだ。
「商工サービス自営」「自由業」は46.7%だが、もとは会社勤めだった人が多いことに。
「会社員/公務員/会社経営・役員」で失業手当の経験者は26.0%と少ない。やはりサラリーマンは失業手当とは縁が薄そうだ。
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■しかし「会社員」も年齢が高まれば…
「会社員」を年代別に失業手当の経験者を見てみよう。
長く会社員をやっていれば、その間に失業手当のお世話になる可能性も上がる。
20代では14.0%なのだが、50代では43.6%にまで高まるのだ。つまり2人に1人の会社員が、次の就職先がない状態での退職を経験する可能性があるということ。
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■出世している人は?
出世と失業手当にも、関係性が見られる。
40代以降では「出世していない」人のほうが失業手当の経験者が多い。ところが20~30代ではその逆。出世している若い人は自信があり、次の仕事先がなくても勢いで退職してしまうケースもありそう。
いずれにせよ出世すると「失業手当の受給」確率が下がるのは事実。ステップアップを目指すなら、転職先を決めてからのほうがよさそうだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・谷葦夫)
【調査概要】方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年9月23日~2016年9月26日
対象:全国20代~60代の男女1,365名(有効回答数)