二度とくるな… 飲食店員が語る「お客からの理不尽なクレーム」

悪いところばかりを探すような、悲しいお客にはならないよう気をつけたい。

2016/11/08 09:30


テレホンアポインター

近年は、日本人の幸福感が低下しているのか、些細なことでもクレームをつけてストレス発散をする非常識な人が増えていると言う。

そこでしらべぇ取材班は、飲食店員の経験がある人々に「これまでに受けた理不尽なクレーム」を調査。その中で、意地悪なお客たちの存在が明らかに。



①赤ん坊のオムツ替えを断ったらクレーム

「生後数ヶ月の赤ん坊を連れた夫婦がいらっしゃいました。その赤ちゃんがぐずり出した時に呼ばれ…。何事かと思ったら、『赤ちゃんがウンチしちゃったみたいなんだけど、私たちまだ食事中だから代わりにオムツ替えてくれる?』と、言われました。


私は子育て経験もないのでオムツの替え方もわからないし、そもそも別に高級店でもないうちのお店にはそんなサービスもありません。『お子さんになにかあってもいけませんので』と丁重にお断りしたのですが、ヒステリックに『なんなのよ!』と怒鳴られ、


後日、『Nという店員が生意気で、赤ん坊に優しくなかった。クビにするべき』というクレームの手紙まで届きました」(Nさん・25歳)


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②「アサリが一匹足りない」と大騒ぎする

「魚介のパスタを注文されたお客さんがいて、料理を届けたのですが…。メニュー写真と実物を見比べて、エビやイカ、アサリなどの数を細かく数え、『アサリが一匹足りない!』と大声で騒いできた人がいました。


さらに料理の写真に撮り、『証拠は保存した。詐欺だから、訴えてやる! 裁判だ!』と…。結果的に、店長がクレーマーだろうから深く関わらないようにと『申し訳ありません。料理のお代はいただきません』となりました。


その男性は『俺が気づかなかったら、ずっと詐欺を続けてた。俺は犯罪抑制に一役買った』と満足気でしたが…。寂しい人だな、と思いました」(Dさん・26歳)


目の前の美味しい料理そっちのけで、悪いところばかりを探すような、悲しいお客にはならないよう気をつけたい。

(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

飲食店クレーム取材
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