若者の活字離れ解消へ!読書意欲が落ちる原因は育児期と老眼?
読書の秋。数年前までは「若者の活字離れ」とも言われていたが、昨今はスマホの普及もあり、目まぐるしい速度で変化していく情報をニュース記事やSNSなどでチェックするため、文字を読む量は大きく増加しているように感じられる。
一方で、忙しい現代人は、本をじっくり読む時間が取れなくなっているのではないだろうか。
しらべぇ編集部では全国の20~60代男女1,387名を対象に、読書の習慣について調査を実施した。
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■月1冊以上本を読む→3人に1人
雑誌やマンガを除いて、月1冊以上本を読むと回答したのは、全体の33.9%。3人に1人が本を読む習慣を持っている。
全体的には年齢とともに読書の意欲が高まる傾向が見受けられるが、活字離れと呼ばれるほど20代に特化したに下げ幅はない。
スマホをきっかけに、文字・本への回帰が生まれていると予測できる。
なかで注目すべきデータは、30代女性がもっとも割合が低く23%。平均と比べて10ポイント低い。家事・仕事・子育てなどで、本を読む時間がなかなか確保できなくなっているかもしれない。
また、60代は50代と比較すると男女とも割合が下がる。老眼によって読書が面倒になってしまう可能性もあるだろう。
さらに、個人年収別で集計すると、年収が高いほど本を読んでいる割合が多くなり、結果はおおいに納得できる。
暑すぎず、寒すぎず。気候の穏やかな秋の夜長は、のんびりと読書をするには快適なシーズン。
スマホを本や電子書籍に持ち替えて、自宅のソファーやリビングでゆったりと世界に浸ってみるのもよいだろう。
本や作家との出会いが新たな興味につながり、日々の生活を豊かにしてくれるきっかけになるはずだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・小河 貴洋)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年9月23日~2016年9月26日
対象:全国20代~60代の男女1365名(有効回答数)