「テレビ離れ」と言い切れない？録画した番組をDVD保存までする人の割合は
最盛期に比べ、テレビの視聴率が下がったといわれる昨今。しかし、そんな時代になっても「録画したお気に入りのテレビ番組はDVDに保存する」という人はどれくらいいるのだろうか。
しらべぇでは、全国20代〜60代の男女1,387名に対し調査してみた。
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■テレビでしか観られない貴重映像を保存
性年代別で見てみると、50代男性がもっとも多く31.2％、次いで20代女性が27.4％という結果に。
実際、録画したテレビ番組をDVDで保存しているという4人に話を聞いてみると…
「好きなアーティストが出ている番組を録画して、さらにDVDに焼いて保存してます。歌っている場面はもちろんですが、普段は聞けない話をしている様子などがテレビで観られるので」（20代女性）
「好きなジャニーズの番組を録画して、基本は全部保存しています。売られているDVDだけではわからない様子がテレビ番組では観られるので、テレビは本当に貴重」（20代女性）
「子供が何度も観られるように、ジブリの映画をビデオで録画しました。その後は擦り切れるまで観ていましたね」（50代女性）
「映画が好きなのですが、録画してみて面白かったらDVDに焼いて保存したり、子供に貸しておすすめしたりします」（50代男性）
録画する理由としてはさまざまだったが、テレビでしか観られない出演者の様子は貴重で、保存するに値するもののようだ。自分のためではなく、子供が何度も観るために保存しておく人も。
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■Apple信者は4割以上も！
次に特徴別で見てみると、アニメが好きだと答えた人の約3割が「お気に入りのテレビ番組をDVD保存する」と回答。
アニメは、「オタク」という言葉の発祥元のひとつでもあるように、嗜好性の強いもののひとつ。そのため、テレビで放送されていたら録画＆保存をする人が多いのかも。
そのアニメよりもDVD保存率が高かったのが、Apple信者。テレビを観なくなったのは、ネットなどが普及したせいだとも言われており、Appleはその代表格ともいえそうだが、実際は違うようだ。
Apple製品も根強いファンがいることで知られているが、テレビ番組でも気に入ったものがあれば迷わず録画してDVDに保存するという、こだわりを持った人が多いのかもしれない。
本調査結果を見るかぎり、「テレビ離れ」と一概には言えないかも。面白かったり貴重な映像は、DVD保存までする人もいるのだ。
テレビ番組も、趣向性の強いものが求められる時代になったのかもしれない。
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（取材・文／しらべぇ編集部・山吹彩野）
調査期間：2016年10月21日～2016年10月24日
対象：全国20代～60代の男女1387名（有効回答数）
