「一人カラオケ再ブームの兆し?」利用者の声を聞いてみた
忘年会シーズンに突入する11月。同僚や取引先、旧友との飲み会予定が入っている人も多いはず。
飲み会の参加前には、話のネタやちょっとした出し物を用意することもある。もちろん、定番のカラオケ練習をする人もいるだろう。
ただ、通常のカラオケに一人で練習のために入るのは気が引ける。「一人で行くには勇気がいる」「店員から変な目で見られないか?」「一人利用は断られないだろうか?」と行ったことで、躊躇ってしまこともあるだろう。
そこで5年程前に登場したのが、一人カラオケ用のお店だ。他人を気にせず思う存分歌え、しかもコストパフォーマンスも高いと好評だった。
今、この「一人カラオケ」が改めて、ブームを起こす気配を見せている。その理由とは何なのか? 一人カラオケにはまっている3名の男女に話を聞くことができた。
■小室ファミリーの曲を思う存分歌うため
「アラサー世代ですが、中高生時代に流行した小室ファミリーの曲が好きでよく一人カラオケに行きます。
誰かと一緒ですと、現在流行っている曲か、盛り上がる曲か…と気を使わなくてはいけません。ただ、私はglobeの『Can’t Stop Fallin’ in Love』やdos(ディー・オー・エス)など、盛り上がり系ではなく、かつ少々マニアックな曲が好きなんです。ストレス発散になります」(30代・女性)
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■一人で猛特訓するために
「かつて職場の出し物で、AKB48のダンスと歌を披露することになりました。ただ、私だけあまり曲を知らなかったので、周りに迷惑をかけまいと練習することになりました。
ただ、通常のカラオケボックスはやはり一人で入ることを躊躇ってしまいます。一人カラオケで猛特訓をして、無事披露の場に出ることができました」(30代・男性)
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■ただただ楽しみのために
「私は何かのため…という訳ではなく、ただただ楽しみで行ってます。飲み会までの時間とか、買い物を待っている間とかに、ギャンブルはやらないですし、喫茶店にいても暇ですし。
以前彼女と一緒に行って、別々に利用したのですが、そんな使い方をしている人もいるようです」(20代・男性)
歌うことが好きな人は多いものの、カラオケボックスに行くのは気が引ける。しかし自宅で歌うことは周囲への騒音を考えると、難しい…。
そんな人たちのニーズにマッチした、一人カラオケ。カラオケ業界変革の兆しも見える昨今、改めてブームが起こっているのも納得だ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・松岡佑季)