友達と同じ人を好きに…周りを巻き込む事態になる人も
人を好きになると、どんな人が好きなのか、今何をしているのかなど、その人のことしか考えられなくなってしまうことも多い。
そんな悩ましい状況の中、友達と好きな人がかぶってしまった経験のある人はいるだろうか。
しらべぇでは、全国20代〜60代の男女1,387名に対し、「友達と同じ人を好きになったことがある」という人の割合を調査した。
画像をもっと見る
■友達と同じ人を好きになった経験は5人に1人も
全体の割合で見てみると、友達と同じ人を好きになったことがある人は、およそ2割という結果に。
好きな人のことを考えることは楽しい反面、悩ましいことも多い。そのうえ、友達と好きな人が一緒になるという、人間関係において“かなり苦しい”状況を5人に1人もの人が経験していた。
「友情か恋愛か」の選択肢をせまられる場面も多そうだ。
関連記事:友情から恋への発展は簡単だった 一方友達止まりになる関係の特徴とは
■年収1,000万円以上の人は4割も
年収別で見てみると、年収1,000万円以上の人は43.2%もの人が友達と同じ人を好きになったことがあるということが明らかとなった。
友達と同じ人を好きになるという状況は、まったく知らなかったのか、それとももともと知っていたり、相談されていたのかによっても事情が変わってくるだろう。
今回割合が多かった「高年収の人」は、ポジティブで野心家という傾向があり、だからこその結果とも考えられる。
そうした特徴から、高年収の人は「友達が好きな人だったとしても、好きになったら関係ない」という方向になりがち…と言えそうだ。
関連記事:ハンバーグがおいしくて… 「ココスが好き」10代男性は半数超え
■友達と同じ人を好きに…エピソード
友達と同じ人を好きになった経験があるという女性2人に話を聞いてみた。
「高校生の頃、仲のいいグループの友達と話している時『もし友達と好きな人がかぶったら絶対言ってほしい』と言ったことがあります。その時私には好きな人がいて、グループの友達はみんな知っていましたが、後日その中のひとりに『実は私も…』と正直に言われ、グループ内で恋愛話をすることはなくなりました。
結局、友達がその人に告白してフラれ、私自身は想いを伝えられないまま卒業。でも、今でもその子とは友達です」(30代・女性)
「会社の他部署との飲み会で、ある年上の男性が好きになりました。すると、プライベートでも遊んでいた、私と同じ部署の後輩も好きになったみたいで…。
その後、後輩は私が会社で一番仲がよく、その男性とも仲がいい、女の先輩を巻き込んで、グループで遊ぶようになったんです。後輩と同じ人を好きになったことより、私と一番仲のいい先輩を恋愛のためにとられた――そっちのほうが辛かったですね。
どちらもその男性と付き合うことはなく、仲のよかった先輩とも話す機会が減り、後輩とは仕事を辞めるまで必要最低限の交流に…結局、失うものだらけでした」(20代・女性)
「好き」という理性では抑えられない感情は、人間関係において、周りにもさまざまな影響を与えてしまう。
ましてや人間関係に影響を及ぼす「友達と同じ人を好きになってしまう」という状況は、苦しいけれど、友情を再確認するきっかけになるのかもしれない。
(取材・文/しらべぇ編集部・山吹彩野)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年10月21日~2016年10月24日
対象:全国20代~60代の男女1387名(有効回答数)