『逃げ恥』星野源の「白ブリーフ時代」 舞台の上であんなことを…
『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)で新垣結衣とキスをし、日本中の男性に嫉妬された星野源。しかし、そんな彼には知られざる「白ブリーフ時代」があったのです…。
新垣結衣主演で大ヒット放送中のドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)。
しらべぇ編集部にもファンが多く、毎日のように関連記事を配信しているが、とくに先日出した記事は大きな反響を呼んだ。
10年近く前からファンだった記者からすれば、「こんなことでみんな驚くの?」と逆に驚かされた形なのだが、彼は他にも、最近演じることが多いクールで物静かな役柄とはかけ離れた人物を演じてきている。
■舞台の上で白ブリーフに
星野は松尾スズキが主催する「大人計画」という劇団の所属俳優として、本格的なキャリアをスタートさせた。
この劇団は宮藤官九郎や阿部サダヲ、平岩紙、皆川猿時、猫背椿など人気俳優たちが多く所属。『逃げ恥』第6話で旅館の女将役を演じ、マムシドリンクをみくりではなく平匡に渡すというファインプレーをした宍戸美和公もそのひとりだ。
そんな個性派揃いの劇団にあって、星野も当初は知名度の低い、若手のひとりだった。
しかし、さまざまな役柄を演じることで次第に成長。オムニバスコント形式の舞台『七人は僕の恋人』(脚本・演出は宮藤)では、初っ端から精子役、その次に教室で自慰行為をしてバレてしまう中学生役など、「ひらまささん」からかけ離れた役どころを演じた。
ちなみに、この中学生役のときは白ブリーフに白靴下、という出で立ち。人気が急上昇している最近は、マルチな活動をこなす星野に対し「何でもできるからって調子に乗っている」と批判する人もいるようだが、過去の映像を見ればなかなか体を張ってきたことがわかるはずだ。
なお、前述の『七人は僕の恋人』内の「バトル・ロワイアル」というコント(中学生役のそれ)で披露した楽曲「女子よ」は、星野自身もかなりお気に入りの楽曲らしい。
今彼が見せているポップな楽曲とはまた違う、どこか切ない味わいが素敵な曲だ。コントのクオリティの高さも相まって、生で観劇していた記者は、鳥肌が立ったことを今でも覚えている。
残念ながら『七人は僕の恋人』はDVD化されておらず、今となってその姿を見ることは容易ではない。しかし、大人計画の舞台は定期的にWOWOWで放送されているので、気になった人はぜひチェックしてみてほしい。
多彩な星野に接するにつれ、その摩訶不思議な魅力の虜になるに違いない。
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)