「会社を好きになってくれる学生がほしい」企業は童貞?ツイートが話題
大学生向けの就活セミナーなどでよく聞く「即戦力求む」の文字。
「成長したい」と意気込む一部の学生の胸を打つ文言だが、「新卒なのに即戦力なんて、まずあり得ない」と、社会経験のある人なら思うだろう。
そんな中、この話題に関連して秀逸な例えをしたツイートが話題になっている。
■本質を好きに……も童貞ぽい
投稿したのはTwitterユーザーのアイザック(@Isaacsaso)さん。
日本の新卒採用では「社会経験はないが仕事はすでにできる」、いわば「床上手の処女」のような人を求めがちで、理想の高さから童貞と揶揄されていると語る。
しかし、だからと言って「カネなんかよりもオレ(弊社)の本質を好きになってくれる人に来てほしい」というのも、人間に置き換えるとなかなか童貞のようだ、という趣旨のツイートだ。
日本の新卒採用は
「床上手の処女」のような新卒学生を求めていて童貞っぽい。
とよく揶揄されるが
「カネなんかよりもオレ(弊社)の本質を好きになってくれる人に来てほしい」とか言い出すあたりも中々それっぽい— アイザック (@Isaacsaso) 2016年11月28日
たしかに、実際に就職活動を行っていると、そのような発言を聞くことがある。
しかし、そこで働いたことのない身としては、愛社精神が養えるかなどわかったものではない。むしろ、愛社精神が育つような環境を整備するのが企業の役目だ。
いやむしろ、条件面で良いものを提示できないからこそ、上記のような思考パターンに陥るのだろうか?
この秀逸なツイートは大きな反響を集め、16時現在で1万近いリツイートがなされている。
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■童貞に関するこんな調査結果も
なお、しらべぇの調査では「違うとはわかっていても、自分の父親は童貞じゃないかと疑ったことがある」という人は全体の2.4%。
企業の採用担当者が実際に童貞である確率はこの数値よりも高いだろうが……
肉体的なことはともかく、まだ就職したこともない学生に対して、精神的に求めすぎるのは勘弁してあげてほしいところだ。
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(文/しらべぇ編集部・クレソン佐藤)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年2月13日~2015年2月16日
対象:全国20~60代の男女1500名(有効回答数)