女性がおならをしやすい世界を!こき逃げする人たちの言い分

2016/12/08 05:00


(AH86/iStock/Thinkstock)
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おならは生理現象であり誰もがするもの。とはいえ、あまり人に聞かれたくないものだ。

しらべぇ編集部では、全国の20〜60代の男女1,362名を対象に「外出先でのおならについて」の調査を実施。もし外でおならをしてしまった場合、37.3%の人は「すぐにその場を離れる」と回答をした。

3人に1人は、「臭いだけを残し逃走」をするらしい。


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■女性はおならをしないという都市伝説

男女別では、男性よりも女性のほうが圧倒的に多い結果に。

外でおなら男女別グラフ

女性は人前でおならなんてしないとのイメージが、一般的になってしまっているのが一因と考えられる。

「体質的に、ガスがたまりやすいんです。でも外出先でおならはなかなかできないから、がんばって我慢。ただ苦しくなると人がいない場所でして、逃げるようにその場を去りますね」(30代女性)


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■年代が高い女性ほどおならが恥ずかしい

男女・年代別では、どの年代でも女性のほうが多い。

外でおなら性年代別グラフ

とくに年代が高い女性ほど、外出先でのおならはタブーと思っているようだ。ただ若い世代で開放的になってきているわけでもなく、20代でも4割と多めの割合である。

「女子校のノリならおならをしても、笑って済む。でも今の会社でそれほど親しくもない男性社員におならを聞かれたら、辞めることさえ考えるかもしれない」(20代女性)


進退をかけるほど、おならは女性にとって悪になってしまっている。


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■おならとげっぷに苦しめられる「空気嚥下症」の女性

おならをしたらすぐに立ち去るのは、臭いが気になる人がほとんど。しかし中には、臭いとは別の部分で苦しんでいる人も。40代の女性は、「空気嚥下症」という症状に悩まされている。

「空気を飲み込むせいで、おならやげっぷがでるんです。上か下から出さないと、おなかはどんどんと張ってきて気分が悪くなることも。なので、人気のない場所でするようにしています」


空気嚥下症のおならは、臭いがないのが特徴である。それでも彼女は、おならをした後にすぐにその場を立ち去るという。

「誰かに気づかれること自体が、もう恐怖なんです。音もできるだけしないようにしてるけど、うまくコントロールできるわけはないし。おならをした事実を、その場から逃げることで消し去る感じでしょうか」


おならにもう少し寛容な社会は、いつ来るのだろうか。

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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2016年11月25日~2016年11月28日
対象:全国20代~60代の男女1,362名 (有効回答数)

調査
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