なれなれしいから「お前」と呼ぶな!女性の半数が不快と回答
明石家さんまはよく、ゲストの女性を「お前」と呼ぶ。大御所なので不快に思う芸能人は少ないだろうが、これが一般人だとややこしくなることも。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,362名に「お前と呼ばれることについて」の調査を実施。
その結果、全体では47.9%もの人が「呼ばれるのは嫌だ」だと回答。およそ半数がお前と呼ばれることに抵抗を感じているようだ。
■男女ともに「お前呼び」はNG
同じ質問を、性年代別でも見てみよう。
男女で見比べると、女性のほうが多い割合である。
「知り合って間もない男性に『お前』と言われ、なれなれしい感じで嫌だった。仲のいい男友達なら、気にしないけど」(20代女性)
中高年層では、夫が妻のことをお前と呼ぶイメージがある。しかし実際には、どの年代の女性も「お前」は不快な模様。また男性も4割以上が当てはまるため、できるだけ避けたほうが良いだろう。
「男から呼ばれると、上から目線な感じがする。たまに女性で使う人がいるけど、こっちは品がないと感じてしまう」(30代男性)
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■方言によって「お前」の受け取り方が違う
エリア別では、地域によって大きな差が。
「お前」に不快を示すのが、北海道と北関東。また、さほど苦痛を覚えないのが、東北と甲信越である。地域によっても捉え方が違うようだ。
時代劇を見ていると、江戸っ子が相手のことを「てめぇ」や「おめぇ」などと呼んでいるのを見かける。
しかし、現代には結びつかないのか、首都圏では4割と一般的な割合。東京は、地方から移り住んだ人が多いのもあるのかもしれない。
他府県の人と交流をするときには、相手の呼び方についてはさらに注意をしたほうがいい。
地域によって違うとはいえ、全体で見れば半数近くが嫌だと思っているのは事実。きちんと名前を呼ぶことが、一番の解決と言える。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年11月25日~2016年11月28日
対象:全国20代~60代の男女1,362名 (有効回答数)