結局ゴネたもん勝ち?正直者が損をする世の中に驚愕
昔から「ゴネ得」との言葉があるように、世の中には駄々をこねて利益を得ようとする人がいる。
しらべぇ編集部では、全国の20〜60代の男女1,362名を対象に「ゴネ得について」の調査を実施。全体では、32.7%の人が「結局、ゴネている人の思い通りになることが多い」と思っていることが判明した。
■列に割り込む大阪のおばちゃん
男女別では、女性のほうが多い結果に。
接客業やサービス業は、女性の割合が多い職場が多い。職場で客がゴネだし、最終的に要求が通ってしまったケースが頻繁にあるのだろう。
「ホテルで働いていた頃、いっぱいありました。『部屋が悪い』と上を呼び、どんなに説明しても威圧。最終的には、予約よりランクの高い部屋に移ってもらうことでしか終わらない。ちゃんと予約して、お金を払っている人に失礼ですよ」(30代女性)
また大阪に住む女性は、ファストフードでこんな出来事が。
「列に、おばさんが割り込み。店員さんが『並んでいる方がいるので』と言うと、『ちょっと、横にずれてただけやん』と。店員さんも頑張っていたが、『ずれてただけやし!』と言い張り面倒なのでおばさんに譲った」(40代女性)
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■会社や友人関係でもゴネ得が
ゴネ得はお店だけでなく、人間関係があればどんな場所でも発生する。
「どんなことにでも文句しか言わない女性社員がいて、誰もがあつかいに困っている。上司も恐れており、機嫌が悪くなった彼女の主張を受け入れてしまう。僕たちの意見なんて、なかなか聞いてくれないのに」(20代男性)
友達同士でも、こんなシーン。
「学生時代からの友人と旅行に行くことに。昔からわがままなところがある子が、決まりかけたプランに『それなら行かない』と難癖。『来るなよ』と言いたかったが、結局はその子の好きなようになってしまった」(20代女性)
ゴネたもの勝ちな気がしてくるが、そんな人たちを哀れに思う意見も。
「ゴネ得をしていい思いをしても、周囲には面倒な人と嫌われるだけ。そこまでして小さな権利を手に入れないを気が済まないなんて、なんか孤独でかわいそうだと思う」(30代女性)
たしかに後が気まずくなりそうだが、ゴネ得をする人はそんなことは気にしないのが悲しいところである。正直者が損をする世の中では、まじめに生きている人は損なのかも。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年11月25日~2016年11月28日
対象:全国20代~60代の男女1,362名 (有効回答数)