横山光輝『三国志』と日経新聞がコラボ 周瑜「ブ…ブレグジット…」
漫画界の巨匠・横山光輝が描いた『三国志』(以下:横山三国志)が日本経済新聞電子版とコラボレーション。
作品のセリフを経済用語に置き換えた広告が都内の地下鉄駅ホームに掲示され、ファンならずとも注目を集めている。
日常生活(この場合地下鉄駅ホーム)に突如降りかかる横光三国志の破壊力たるや。 pic.twitter.com/uimbHK9BeG
— ひよこ (@tompiyo48) December 18, 2016
■横山光輝版『三国志』
『鉄人28号』『仮面の忍者 赤影』など数々のヒット作を世に送り出した横山光輝。
1972~87年にかけ潮出版社 少年ワールド・コミックトムなどで連載された『三国志』は、吉川英治の小説を礎に独自の解釈を織り交ぜて描かれた作品。
蜀の皇帝・劉備を主役に、黄巾の乱から蜀の滅亡までを描ききった。三国志漫画の先駆けであり、現在も形を変えて再販を繰り返す金字塔だ。
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■コラージュ素材として秀逸
横山独特の絵柄、表現がコラージュ素材として適していることから、ネットでは以前からセリフを改変したコラ画像が氾濫していた。
日経新聞電子版の広告でも同様に、印象的な一コマを切り抜き、セリフを経済用語に置き換えるコラージュをほどこしている。
しらべぇ取材班でツイッターに投稿された広告を集めてみた。
半蔵門線 錦糸町駅の日経三国志。分かるところから!#横山光輝 #日本経済新聞 pic.twitter.com/ASngveH55V
— なみのりいるか (@naminori_iruka) December 21, 2016
三国志の汎用性すごい。 pic.twitter.com/QUlsrgCdxM
— 亜羽音 @10月23日ハロウィン撮影会📷参加者募集中!! (@ahanechan) December 19, 2016
何で地下鉄の駅に横山三国志のコラ画像が?と思って近づいてよく見てみたら、まさかの日本経済新聞との正式コラボ広告だった。 pic.twitter.com/EIVaje6NoN
— 乙城蒼无(Otusiro,Aomu) (@aomu) December 18, 2016
これが噂の横山光輝「三国志」×日経の広告か。 こんなんいきなり見たら笑うわw #横山光輝 #三国志 #日経 pic.twitter.com/P0l3SXlni6
— kazzen (@kazzen) December 20, 2016
一目で横山光輝とわかる絵柄と経済用語の組み合わせはインパクトが強い。それでも違和感なくすんなりと受け入れられ、横山三国志の懐の深さを感じるネットユーザーが多いようだ。
また、横山三国志のコラージュ画像を以前よりアップロードしていた有名なネットユーザーは「本件に関わりはない」としながら、さっそく広告に似せた画像のツイートを量産していることも話題だ。
日経三国志https://t.co/ZkzLS85uFghttps://t.co/pvI3WuAyVV pic.twitter.com/YIzzD0gWCb
— 新泉© (@araizumiC) December 20, 2016
今日ならタイムリーに
日経三国志 pic.twitter.com/i7FHyB4kI1— 新泉© (@araizumiC) December 20, 2016
日本人のDNAに刷り込まれている横山光輝の画風だけに、大きな反響に繋がった今回のコラボレーションは、ナンバリングから全50種類は存在すると想定される。
地下鉄を利用される都内近郊の方は周囲に目を配って探すのも面白いかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・サバマサシ)