どの出費を節約してる?自由化で「電気代」に意識が高め
お年玉を渡し終えて自分のお財布事情に身につまされた人もいるだろう。
昨年秋から続いていた野菜の高騰や、2月の電気代・ガス代値上げなど、さらに家計に影響を与えそうだ。
そこで、しらべぇ編集部では、全国20代~60代の男女1,378名を対象に、節約の意識に関する調査を実施した。
■節約を意識している?
編集部が9項目をピックアップし、「ふだん、節約を意識しているもの」を、複数回答で選んでもらった。
1位は「電気代」。半分以上の人が節約を意識している。各世代でも一番割合が高く、年齢が高くなるほど、割合も多くなっている。
また、昨年から、サービスや料金メニューで電力会社を選べる「電力自由化」がスタートしている。
各社からガス代や電話・通信費とセットにするとお得になるプランもあるため、電気代の節約に関心が高くなっているようだ。
2位は「外食・交際費」。20代、30代で2位。家計の中で割合の大きい食費は、少し気を付けるだけでも影響が大きい。
また、若者の外食離れ、アルコール離れも、節約を意識した結果とも言えそうだ。
3位は「水道代」。40代~60代女性で2位。家事で水に触れるからこそ、節約の意識対象になりやすいのだろう。
昨年は関東で深刻な水不足になり、家計の面以外にも節水の文字を目にすることが多かった。
4位以下では、水道と同様に、家事で触れる機会が多い女性に多かった「ガス代」、40代~60代男性で節約意識の高かった「電話・通信費」と続く。
ほかに、女性の回答が男性より多かったのは「衣料費」。「レジャー費」は20代男性で3位だった。
2年後には消費税10%が導入され、家計はますます厳しくなりそう。たまにはプチ贅沢でメリハリをきかせて、節約のストレスをためない生活を願うばかりである。
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(取材・文/しらべぇ編集部・小河 貴洋)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年12月16日~2016年12月29日
対象:全国20代~60代の男女1378名(有効回答数)