「なぜ店舗で買わなくなった?」ネットで家電を買う3つの理由
数年前までは、家電製品を購入する際には、大手家電量販店に行ったものだが、昨今は傾向が変わってきている。
こうした傾向になった推移は主に、店舗で直購入から、店舗で見てインターネットで購入、その後は店舗へ行くことなくインターネットだけで購入という人が増えていったことが考えられる。
店舗で購入した方が、実物を見ることができるため安心感があるように思えるが、実態は異なるようだ。
しらべぇ取材班では、なぜ消費者が店舗ではなくインターネットのみで家電製品を購入するようになったのかを調査した。
①口コミと価格をよく検討してから
「家電製品は基本的にインターネットで購入します。その理由としては、『口コミ』と『価格比較』をチェックできるからです。
店頭で購入する場合は、お店に出ているものは当然ながら全て良い製品として出されていますが、後で購入すると希望していたスペックと異なっていたなんてこともありました。口コミや価格を比較して、よくよく検討してからにしています」(20代・女性)
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②店員に話かけられないので、ゆっくり選べる
「こういうタイプの人間はいると思いますが、商品を選んでいるときに店員さんに話しかけられることが苦手です。本来、人に流されがちなので、強く勧められたら購入してしまうこともあります。
以前『このパソコンは、通信機器と合わせて購入すれば格安です』という言葉で言われるがままに購入したことがありますが、後で通信料金の支払いが大変なことになりました。よく聞かなかった私も悪いですが、とにかくゆっくりじっくり選びたいので、インターネットで購入するようにしています」(30代・男性)
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③繁華街の家電量販店に行くこと自体が面倒くさい
「数年前までは、クーラーにしろ楽器にしろ大きな家電を購入するときには、家電量販店に行ってじっくり選んでいました。 30代になって忙しくなったということもありますが、今はアマゾンで数万円の買い物でもしてしまいます。先日洗濯機が壊れたのですが、これもインターネットで購入しました。
そもそも繁華街まで出て行く必要もなくなっているのが、現状ですね」(30代・女性)
数年前までは考えられなかったが、現在は数万円以上の家電製品でも、店頭ではなくインターネット上で購入している人もいる。
理由はさまざまだが、店舗で見てインターネットで購入ということだけではなく、そしてインターネットのみで完結という人も増えてきているようだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・松岡佑季)