顔がよければ性悪でもOK？高収入ほど「見た目重視」の傾向に
「人は顔ではなく性格だ」と言われるが、実際に美人やイケメンがいい思いをしているところを見ると否定したくもなる。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,365名に「性格と見た目について」の調査を実施した。「性格が多少悪くても顔がよければ許せる」と答えたのは、全体で17.2％だった。
ほとんどの人が性格重視と思っているのなら安心できる結果だが、結果をさらに掘り下げるとそれぞれ意見の違いが見えてくる。
■男性上司が美人社員をかばって…
男女別では、男性より女性のほうが多くなっているのが印象的。
「ただしイケメンに限る」との言葉がネットで流行したが、むしろ「ただし美人に限る」なのではないかとも思える。
「男性上司を見てると、美人社員と私のあつかいが明らかに違う。私も嫌われてはいないけど、美人社員をかばうために責任を私になすりつけられたときは不条理だと思った」（20代女性）
しかし男性が多いといっても、全体では2割程度。性格の悪い美人に、批判的な男性も多い。
「顔がよくて性格が悪い女性は、自分を武器に好き放題してきた感じで苦手。一部の男性がちやほやするのも、増長させる一因かと思う」（30代男性）
「一部の男性」は、20代女性の話に出てきた「男性上司」のような人を指すのだろう。
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■高収入が顔にこだわる理由とは？
個人収入別では、興味深い結果に。
年収500万円以上から3割前後になり、収入がいいと言われる人たちのほうが性格よりも顔を重要視する傾向があるようだ。
「ベンチャー企業の社長は、女優やモデルなどの美人と付き合ったり結婚をしたりするイメージがある。お金があるからいい女が寄ってくるんだろうけど、男性も隣にいて見栄えする人を選ぶのかも」（30代女性）
一流の人たちが上質のものを選ぶのは、当然の行為である。恋人や結婚相手にも、磨き抜かれた見た目の人を選ぶのだろうか。
たとえ性格が悪くても、イケメンや美人を求める人がいる。やはり顔がいいと、得することが多そうに思えてくるのが悲しいところだ。
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（取材・文／しらべぇ編集部・ニャック）
【調査概要】
方法：インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間：2016年12月16日～2016年12月19日
対象：全国20代～60代の男女1,365名 （有効回答数)
