これも偽ブランド? 中国「上島珈琲」はUCCと無関係
上島珈琲店といえば、UCC上島珈琲(神戸市)がチェーン展開を手掛けるカフェ。首都圏でもそこそこ見かける。
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■お隣の中国では?
中国の町角でもよく「上島珈琲」を見かける。しかし看板にはUCCではなく「UCB」とある。屋号が「珈琲店」ではないところにも注意を払いたい。
店内も、カフェというよりはむしろゴージャスなファミレスといった雰囲気。内装のゴージャスさが価格にも反映されているのか、コーヒーフロートが38元(約650円)もする。
総菜屋の弁当が10元前後であることを考えると、普段使いする店ではなく特別な場所という位置づけなのかもしれない。
なおメニューの写真では、コーヒーフロートのアイスクリームはブラックコーヒーに浮かべられていたが、運ばれてきたグラスではアイスオーレに浮かべられていた。
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■「この1元はなに?」
コーヒー自体は可も無く不可も無くといった味わい。代金の精算は、レジに伝票を示して支払う仕組みになっていた。
求められた代金は39元。メニューでは38元だったから1元多い。いぶかりながらも言われるままに支払いを済ませたが、レシートには「紙ナプキン=1元」とあった。
たしかにテーブルでは、コーヒーフロートとともにポケットティッシュ状の紙ナプキンを手渡してくれた。紙ナプキンの備え付けがなかったこともあり、無料でのサービスと解釈していたのだが。
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■UCCとは無関係
なお「UBC・上島珈琲」は、UCC上島珈琲や上島珈琲店とは無関係。資本関係はなく提携もない。
すなわち全くの別物で、「偽物」といっていいレベルかもしれない。中国では、日本国内で温浴施設などを展開する「大江戸温泉物語」に酷似した施設が上海で開業し物議を醸しているところでもあり、気になる存在だ。
なおUCC上島珈琲は、コーヒー製品の製造・販売で中国に進出はしているものの、カフェの展開は小規模にとどまっている。
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(取材・文/しらべぇ編集部・上泉純)