ツイッター有料化されても使いたい?廃人「払うけど優遇して!」
2016年のツイッターは、6月に身売りの噂が流れるも、買い手すべてが撤退。年末には経営首脳のアダム・ベイン最高執行責任者やアダム・メッシンガー最高技術責任者が退社した。
いまにも崩壊しそうにみえるツイッターの運営陣。はたして2017年を無事に過ごすことができるのか。今後どうなっていくのか。
2016年には、有料化するかもの噂をたびたび囁かれていたが、完全否定していた。しかし、実際に有料化した場合、利用者のどれだけが受け入れられるのだろう。
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■全体の9割が否定的な回答
しらべぇ編集部は、全国の20代~60代男女1,365人に「ツイッターが有料化しても利用したいと思う」か調査を実施した。結果、全体の9割が利用しないと回答した。
男女差も大きくはない。ただ年齢差に着眼してみると、20代は14%で年齡が高いと割合は低い傾向だ。50代にいたっては2.5%だった。
また、年収が上がるにつれて、有料化を受け入れる人の割合は増えていくようだ。300万未満は5.1%台だったが、700万円以上が16%台と3倍以上となった。
ビジネスマン御用達はフェイスブックのイメージだったが、高収入な人間ほどツイッターを必要としている。
ツイッターでの商売の可能性を感じているのか。それとも、フェイスブックでは吐き出せない本音をぶちまける場として、ツイッターを失いたくないと考えているのだろうか。
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■ツイッター廃人に聞いた
しらべぇ取材班は、ツイッター廃人と呼ばれるツイッターのヘビーユーザーに話を聞いた。
ツイ廃「いまは呼吸をするようにツイッターを使用しています。もし、明日、ツイッターがこの世から消えたなら、代わるサービスを求めて難民になります。
頭のなかのことを吐き出して許されている場所ってほとんどないじゃないですか。しかも、ちゃんとだれかに反応してもらえるなんてツイッターぐらいです。
孤独を癒やしてくれるんですよ、ツイッターは。存続させるためなら月額500円ぐらいまでなら余裕で出せます。それ以上は、悩みどころです。
ただ、有料化するのなら、それなりに優遇されたいとは思います。より多くの人に注目されやすくなるとか。広告を非表示にするだけでも納得する人は多いと思うんですけどね」
廃人であれども、有料化は500円程度が限界なのか。もし、有料プランを施策するにしても、よほど求心力の高いプランを用意する必要がありそうだ。
SNS界の一翼を担ってきたツイッター社が、今後どこまでやれるのか。ここからの活躍に期待したい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・モトタキ)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年12月16日~2017年12月19日
対象:全国20~60代男女1365名(有効回答数)