男子を育てるほめ方とは【溜池ゴローの子育てコラム】
今回のテーマは、「男の子を褒める方法」である。
よく世間では、「子供は褒めて育てたほうが良い」か「褒めすぎずに育てたほうが良いか」が話題になる。
ワシとしての結論は…「褒めまくる > 褒めすぎない」という感じだ。褒める機会があれば、どんどん褒めたほうが良いと思う。
もちろん、間違ったことをやった時は注意をするのは当たり前だが、やはり子供は「褒めない」より「褒める」ほうがよく育つ。
なぜなら、子供にとって「褒める」=「脳みその種まき」であるからだ。
■ほめることは「達成感」の種に
「褒める」ことによって、子供の無意識に自分が「できる」とか、「達成感」とか、そういったものの「種」が撒かれる。
そして、子供が成長とともに遊び、学習、運動、冒険、旅など、「様々な栄養」を得るうちに、その「種」は、やがていろんな才能を発芽させることになる。
また、「褒めて伸びる子」と「褒めないで伸びる子」の話もよく出るが、ワシは、これは間違いだと思っている。
褒めるか褒めないかではなく、大事なことは、「褒め方」である。
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■男の子のほめ方は単純
今回のテーマは、「男の子」の褒め方だ。なぜ「男の子」だけなのか?
それは、ワシが男の子であり、男の子として育ってきたから、「男の子の褒め方」のほうがわかりやすいということもあるが…
「男子のほうが女子よりも単純で、褒め方も簡単である」…なので、お伝えしやすいというのが、一番の理由である。
そして、これから語る「男子の褒め方」は、子供に対してだけでなく、彼氏、旦那、上司、部下など、ありとあらゆる「男子全般」にも通用することなので、男の子の母親でない女性でも読んでいただければ、ためになります。
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■男子をほめるポイントは2点
では、男子の褒め方に関して語る。まず男子を褒めるにあたって、ポイントは2つある。
①男子には2種類しかない。
②その種類によって、褒め方を変える。
以上のポイントをわかると、褒めることで、その男子を伸ばすことができるので、以下に解説していく。
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①男子には2種類しかない
人間にはいろんなタイプ分けがある。例えば、体型で言えば、痩せ型タイプや筋肉質タイプ。性格なら神経質タイプや大らかタイプ。占いなどにも様々なタイプ分けがある。
しかし、男子に関して言えば、二つにしか分かれない。まずは、自分の息子やその男子がどちらのタイプか見分けよう。その2種類とは…
A:小学4年生
B:中学2年生
…そう、世の中の男子男性は、若かろうが歳とってようが、「小4」か「中2」のどちらかなのだ。
それぞれどんなタイプか簡単に書くと…
A:小学4年生タイプ=褒めれば褒めるほど「やったー!」と表現豊かに喜ぶタイプ。
B;中学2年生タイプ=褒めても、嬉しそうな表現をあまりせずにカッコつけてしまうタイプ。
…こんな感じである。これは、子供でも大人でもどっちかハッキリ分かれやすい。
では、次にそれぞれのタイプの男子をどうやって褒めるか。
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②種類によって褒め方を変える
まず、小学4年生タイプの褒め方だが…このタイプは、「その男子本人を直接褒める」ことがもっとも有効である。
例えば、「〇〇くん、カッコいいね!」「〇〇くん、すごい!」「〇〇くん、そんなこともできちゃうんだ!」「〇〇くん、アッタマイイねえ!!」…などなど。
本人自体を褒めれば褒めるほど、
「うん!僕、もっとこんなこともできるよ!すごいでしょ!」
というふうに、勝手に伸びていったり、成果を出す可能性が高い。
次に、中学校2年生タイプの褒め方は…このタイプは、ちょっと工夫がいる。
小4タイプのように、直接本人自体のことを褒めまくってしまうと、
「俺?そんなことねえよ」
と、内心嬉しいくせにそれを見せようとしない。じつは、これは表面だけのことではなく、頭の中でも、褒められたことに対して、
「俺は、別に褒められたからって、軽々しく喜ぶカッコ悪い男じゃねえし」とかなんとか、そんな感じで思っている場合が多い。
なので、中2タイプを褒める時は…本人自体よりも、「本人から発生した結果や状況、他人の気持ち」などを褒めることが大切。
例えば、「〇〇くんが頑張ってくれたから、みんな喜んでるよ」「〇〇くんがいるだけで、場の雰囲気がよくなるよ」「〇〇くんがそうしてくれたから私は嬉しい」…などなど。
自分から出た結果や現象が褒められてることで、「自分の実力」的なものを本人が感じ、内心「俺って、結構求められてるじゃん。だったら、もっとがんばろっと」と考え出す。
そして、中2タイプは、そういった褒められ方をすると、また新たに結果を出してみせる可能性が高くなるという仕組み。
これらが、男子の2種類と、それぞれの褒め方である。ぜひ、息子さんのいる方は参考にしていただけると幸いである。
あと、ご自分の息子さんだけでなく、周囲の男性に対しても褒める時に試してみることをお勧めする。
ということで、今回は以上。
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(文/溜池ゴロー)