出世すると足をひっぱる?厄介な存在の「恋人」とは…
男性の芸人やアーティストが成功する背景に、「売れない時代を支えた妻の姿」が取り上げられることがある。
多くは美談として、あるいは「出世した途端、決別した」というケースもあるだろう。
最愛のパートナーが世間的に認められて成功を収めることは、なによりも幸せなことに思える。 しかし世の中には、恋人の出世に嫉妬心を燃やす人がいるらしい。
■男性のほうがプライド高めか
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,112名を対象に、「パートナーの社会的出世に嫉妬するか?」調査を実施。
その結果、全体では約1割程度の12.2%の人が、「嫉妬する」と回答。性年代別にみると、すべての世代で男性が上回った。
男性が「専業主夫」として育児や家事を担当し、妻が働くケースも新時代の家庭の形として生まれている。
だが、実際は「女性へのプライド」または「一家の大黒柱としての責任」などから、 自分よりも女性に出世してほしくないという複雑な気持ちを抱える男性もいるのかも。
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■B専は嫉妬しがち?
特徴別にみると興味深い結果が。
ニートはそうでない人に比べて、嫉妬してしまう人が約38ポイント上回る結果に。
一見すると切ない結果ではあるが、「今は自分もニートでも、社会的に成功したい」という意欲の表れともとれる。
また、「ブサイクな異性が好きだ」と答える人はそうでない人に比べて約54ポイント「嫉妬する」と回答した人が多く、その差は圧倒的。
一般的に「B専」と呼ばれ、パートナーのビジュアルレベルは低いほうが良いと考える人も、素直に相手の出世を喜べない人が多いようだ。
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■女性の負担が日毎に増えて…
「元はお互い『売れない映像作家』と『売れない役者』だったのですが、私のほうが作品に恵まれ、いつの間にかアルバイトせずとも生活できるようになりました。
その後、月収も完全に女性である私が上回り、デートも『割り勘制』だったのが、私が『多めに出す』または『おごる』形に…。
その頃からか、あてつけに彼が急に浮気をし始め、つまらないことでゴネて私が仕事上困るようなことを仕向けてきたり。
それでも好きなので付き合い続けましたが、なんだか彼に『運を引っ張られてる』気がしてきて、別れることに。 過去の美しい時代はなんだったんだろう…」(30歳・女優)
裏を返せば、嫉妬してしまうという感情は、自分自身や愛する人のためにプライドを持ち、現状を良く変えたいと思っている場合もある。
だが、それが原因で最愛の人との絆が壊れてしまうことがないように、互いを尊重する気持ちが重要だろう。
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(文/しらべぇ編集部・大木亜希子)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年1月20日~2017年1月22日
対象:全国20代~60代の男女1122名