カフェで怪しい勧誘 ビジネスマンが多いあそこが狙われる理由
カフェはコーヒーを飲む以外に、人と話したり勉強や仕事したりする場としても親しまれている。しかし中には、怪しい勧誘をしている人もいるのだ。
しらべぇ編集部では、全国20〜30代のカフェに行ったことがある男女1,134名に「カフェでの勧誘について」の調査を実施した。
「近くの席で勧誘をしているのに遭遇した」と答えたのは、12.9%と少ない結果に。カフェでの勧誘は頻繁に行われているイメージであるが、実際に見た経験がある人はわずかだ。
■ビジネスマンに人気のあのカフェが勧誘にも
性年代別では、20代~40代の男性が比較的多くなっている。
女性が好きなスタバなどは勧誘よりも、Macを開いている人や勉強をしている人が多いイメージ。女性がどの年代でも少ないのは、勧誘に利用されているカフェに足を運ばないからかも。
「勧誘といえば、老舗の喫茶店チェーンが思い浮かぶ。あそこは仕事の話をするにも便利だし、怪しい勧誘にも利用されてしまうのでしょう」(30代・男性)
首都圏を中心に展開しているカフェチェーンの中には、落ち着いた空間に電源も用意され、利用者の多くはビジネスマンという店もある。
「チェーン店ではないけど、同じように仕事で利用する人が多く集まるカフェで勧誘を見たことがある。私が入ってから出るまでずっと拘束されてて、かわいそうだなと思いながら見てましたよ」(40代・男性)
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■久しぶりに会った先輩からマルチ商法の勧誘
カフェで行われる勧誘は、どのような内容のものなのだろうか。
「久しぶりに連絡してきた先輩に呼ばれて会いに行ったら、化粧品の販売を持ちかけられた。どう考えてもマルチ商法だし、かといって先輩だから冷たくあしらうのも難しくて、断るのが大変でした」(20代・男性)
知り合いと近況を報告し合う感じから勧誘がスタートをするケースもあり、カフェは怪しまれずに話を持ち込む格好の場所なのだろう。
「隣の会話が明らかに勧誘だったのでところどころ聞いていたら、『今からあの方が来ますよ』とすごい人が来るような口ぶりで言い出した。どんな人が来るか期待してたら、普通のおっさんだった」(30代・男性)
懐かしい相手から長居ができるようなカフェに呼び出されたら、少し注意をしたほうがいいのかも。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年1月20日~2017年1月22日
対象:全国20代~60代のカフェに行ったことがある男女1,134名 (有効回答数)