たった半年で荒れ果ててしまったリオ五輪会場の姿が怖すぎる
世界中が熱く沸いたリオデジャネイロ・オリンピックから約半年、リオの会場に大きな異変が起きている。
世界最大規模のサッカー・スタジアムであるエスタジオ・ド・マラカナン(マラカナンスタジアム)は略奪を受け、水泳施設には淀んだ水が溜まり、ゴルフ場は会員が不足し経営が破綻寸前。
祭りのあととはいえ、半年前の輝かしい姿がウソのようだ。
■まるで廃墟のような施設群
英紙ガーディアンがYouTubeにアップロードした映像には、リオデジャネイロの現在の姿が映し出されている。
五輪の開会式や閉会式にも使用された、リオの象徴とも言うべきマラカナンスタジアムは管理されておらず、窓ガラスは割られ、客席の10%は剥がされている状態だという。
水泳に使われたアクアティック・スタジアムや当時のゴルフコースも同様で、多くの施設が閉鎖、またはまともに使用できる状態ではなく、まるで廃墟のようになってしまっている。
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■ネット上の反応
「この状況を予想はしてたよ」
「文字通りアンプレイアブルだ」
「ちょっと前にロシアで同じものを見たな」
「ブラジルは開会できたのが奇跡だったから、これくらいじゃ驚かない」
「どうして後のことを考えて施設を作れないんだろう」
「たしかこのために立ち退きを強いられた人たちもいたんだよな…」
「あんなにお金かかってるのに半年後はこれって誰が納得するんだよ」
「ロンドンは?」
「スポーツ振興は形だけってことがよくわかる動画」
「もう五輪は招致の度に派手に箱モノを作らせるのはやめようよ」
「日本も他人事じゃないんだけど」
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■日本は大丈夫なの?
ほんの少し前まで世界中から観光客が押し寄せていたというのに、たった半年でこの変わりように驚きの声を上げる人も多いようだ。
リオに限らず閉会後によく見る光景ではあるものの、2020年に東京五輪を予定している日本としてはなんとも言えない気持ちになってしまう。
エンブレムや予算、会場の問題など始まる前からトラブルが続いているだけに、巨費を投じた大会施設の数々が無駄にならないことを祈るばかりである。
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(取材・文/しらべぇ編集部・びやじま)