譲ってあげたのに!「電車の優先席で起こった」激怒事件3選
優先席といえば、人の優しさで成り立っているものだが、そんな優先席を巡ってのトラブルが近年、多くなっているという。
中には、「優先席でイヤな気持ちになったことがあるから、もう近づかないようにしている」という人も少なくないようだ。
しらべぇ取材班は、人々に「優先席で起こった不快事件」を調査してみた。
①他人には優先席のマナーを求めるが、自分は守らない
「優先席に座っていたら、女性が乗ってきたんですが、僕の前に立って、ジロジロと嫌味そうにガン見してきて。なにかと思ったら妊婦マークがついており。
席を譲らないからムカついてるのね、でもそんなに睨んできて感じ悪いな…と、思いつつ譲ったら。『どうも』と上から目線で言われ。
そして座るなり、足を組んで、優先席なのに携帯をいじり。しまいには鳴った電話に出て『今、○○駅〜。産婦人科行った帰りで〜』と大声で会話。
他人には『妊婦だから…』と優先席の譲り合いマナーを求めるくせに、自分は携帯をいじったり通話をしたりマナーを守ってなくて、すごく不快でした」(男性・26歳)
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②ガラガラな車内で、優先席に座っているだけで文句を言う
「平日の昼間で、車内にはほとんど人がいなくて、ガラガラ。女友達とドアから近かっただけので、とくに気にせず優先席に座っていました。
でも次の駅で、わりと高齢の男性が乗ってきたんですが。優先席にいる私たちを見るなり、『おい! なんで若い奴がここに座ってんだ!』と怒鳴られ。
ビックリして固まっていたら、『あんたたちどっか持病あんのか? 医者に通ってんのか? ここは困っている人が座る場所なんだよ!』と、お説教。
車内には一列、誰もいない座席があるくらい空いていて、そんなに文句言われる筋合いもない。お説教好きな老人なのか…すごく嫌な気持ちになりました」(女性・26歳)
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③「体力がないから席を譲って」というわりに、TDLの帰り道の雰囲気がある
「車内はそこそこ混雑していたんですが、高齢者や妊婦などもいなかったので、優先席に座っていました。でもしばらくしたら…。
20代前半くらいの女性が乗ってきて、声をかけてきて。『私は、膠原病という病気で体力があまりないんです。良かったら席を譲ってくれませんか?』と。
そういう病気の人とかが持つヘルプマークも印籠のように見せられ。もちろん譲りましたが…。でも体力がないはずなのに、メイクや服装はばっちりだし、
ディズニーランドの帰りなのか、お土産の袋は両手いっぱい持っているし。病気は病気なんでしょうが、説得力がないというか…ちょっと不快でしたね…」(女性・28歳)
世の中には「譲られて当然」「若くて健康な人は座るな!」と、我が物顔で優先席を使用する人たちもいるようだ。このような人たちには、出会わないことを願いたい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・オレンジおっかさん)