年代が上がるほど親を尊敬 しかし毒親に育てられた人は…
「尊敬をしている人は誰ですか?」と質問すると、必ずといっていいほど回答に入っているのが「親」だ。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,363名に「親への思いについて」の調査を実施。「親を尊敬している」と答えた人は、全体の49.5%であった。
自分を育てた親を尊敬している人が半数なのは、多いのか少ないのか判断がむずかしいところだ。
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■家庭を持つとわかる親の大変さ
年代別では、次のような結果である。
20代では4割しかいないが、30代を超えると5割前後に増加をしている。年を重ねていくほど、親のありがたみを実感するようだ。
「若い頃は反抗期もあるし、親をうっとうしい存在と思っていた時期もありました。でもやっぱりここまで育ててくれた親には、感謝しかありません。なかなか本人に伝えるのは、恥ずかしいけど」(30代・女性)
結婚の有無でも、差が見られる。
既婚者のほうが、未婚者よりも親を尊敬している人が多い。自分が家庭を持ち、さらに子供を持てば、親の大変さを実感するのも無理はないだろう。
「結婚をして娘がいますが、子育ての大変さを実感しています。私は3人兄弟で年も近いので、親はさらに大変だったでしょう。私なんて、ひとりでもバタバタしてるのに…」(30代・女性)
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■毒親は尊敬されず…
ただ、すべての人が、親を尊敬しているわけではない。今回の調査でも、約半数もの人は「尊敬をしていない」と回答をしている。
「酒を飲んで、すぐ手を挙げるような父だったので、どこを尊敬していいのかわからない」(40代・男性)
「父は、自分の思い通りにならないと怒り出すタイプ。食事の時間は、会話をきっかけに父が怒るのが定番だった。『親は無条件に尊敬するべき』とか言う人は、自分の家庭環境が良かっただけだと思う」(40代・女性)
毒親に育てられたと思っている人は、やはり親を尊敬できる人は少ない。
むしろ、親を恨んでいる人が大半だろう。子供から尊敬される親になるには、それにふさわしい行動が必要だ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年2月24日~2017年2月27日
対象:全国20代~60代の男女1,363名 (有効回答数)