渡瀬恒彦さん死去 『ちりとてちん』草若の名台詞を思い出す人も
スターがまたひとり、テレビから姿を消す。
『仁義なき戦い』シリーズや『十津川警部』シリーズ、『ちりとてちん』(NHK)などで知られる俳優の渡瀬恒彦さん(72歳)が14日に多臓器不全で死去していたことがわかった。
突然の訃報に、ネットでは驚きと悲しみの声が広がっている。
■15年から癌と闘病も帰らぬ人に
渡瀬さんは2015年の夏頃から体調不良を訴え、後に胆嚢に悪性腫瘍が見つかって大学病院に入院。5ヶ月間、抗がん剤の投与を受けるなど治療に専念していたが、完治せず、入退院を繰り返していた。
4月からは『警視庁捜査一課9係』(テレビ朝日系)にも出演予定だったが、撮影に参加できないまま帰らぬ人となったそうだ。
Twitter上ではさまざまな別れの言葉が呟かれているが、とくに作中で死去する役柄を演じ、大きな感動を呼んだ『ちりとてちん』(NHK系)の徒然亭草若師匠を重ねてしまう人は多いようだ。
渡瀬恒彦さんが亡くなった。俺にとってはやっぱり「ちりとてちん」の草若師匠なんだよな。あの亡くなるシーンが現実になったのか。寂しい。
— 三谷海 (@rakugo22mitani) 2017年3月15日
草若「(ヒグラシは)『こわいこわいこわい』て鳴いてんのかも知れまへんなあ。『生きてんのがこわい』て」
糸子「『生きていたい』いう意味ですか?」
草若「(微笑みながら)はいそうです」
ヒグラシを聞くたび、死を覚悟した草若師匠の美しい台詞を思い出す。渡瀬恒彦氏追悼。 #ちりとてちん— 玉川 薫 (@tamagawakaoru) 2017年3月15日
草若師匠こと渡瀬恒彦さんの訃報に、退場シーンを思い出し、ただただ悲しくてなりません。追悼の意味も込めて #ちりとてちん 再放送してくれないかなとひそかに思います。合掌
— 奈央(なお) (@azuminyan) 2017年3月15日
「#ちりとてちん 」で徒然亭草若師匠が亡くなるのを観ていたから、あの胸が抉られる瞬間がフラッシュバックしてしまった。
「その道中の陽気なこと〜」なところに行けたよう、心から、心からご冥福をお祈り致します。
渡瀬恒彦さん、死去。— AOI (@AOI450111) 2017年3月15日
草若師匠が現実でも亡くなってしまったのね。
落ちぶれた月日を経て覚醒した草若師匠の「愛宕山」は感動した。
役者があれほど完璧かつ魅力的に落語家を演じてみせる姿に鳥肌が立った。
ご冥福をお祈りします。#渡瀬恒彦— ☆彡 (@Vin_de_Oct) 2017年3月15日
なお、実兄である渡哲也はこの件に関し、まだコメントを発表していない。
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(文/しらべぇ編集部・クレソン佐藤)