あると便利な心のオアシス?一軒は持ちたい行きつけのお店
気安く行けて、仲良くなった店員さんがいて、ムリなオーダーも聞いてくれる…なんて感じで、あると便利なのが行きつけの店。
座るだけで、注文せずとも「いつもの」メニューが出てくる域に入っている人もいるのではないだろうか。
しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,363名を対象に「行きつけの店がある」人の割合を調査した。
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■高年収ほど行きつけの店がある
全体では29.9%が「行きつけの店がある」と回答。男女別で見ると男性は31.2%、女性は28.5%でわずかに男性の方が多い結果に。
性別・年代別で比較してみると
男女共にばらつきがあるが、50代以上は3割を超える。年齢を重ねると、新しい店をチェックするよりも、気心の知れた店を好む傾向が出てくるのだろうか。
また、常連になったり「行きつけ」と呼べたりするようになるには、ある程度は通う必要があるので、金銭的な余裕がないと…ということで、年収別で見てみると
やはり年収に比例して、「行きつけの店がある」人の割合が増えている。
年収300万円未満23.9%に対して、700万円以上は45.3%と、20ポイント以上の差が開いた。
会社員の場合、ポジションが上がるほど取引先との接待や会食などが増え、ある程度はムリのきく店を確保する必要があるケースも。
そうした形でなくとも、タフな仕事をこなす中で、一息つけるようなお店を求める傾向があるのかもしれない。
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■心のオアシス
実際に「行きつけの店がある」人に話を聞いてみると、やはりあるとかなり便利のようだ。
「異業種交流会ほか、さまざまな会の幹事役をしているので、使えるお店は何軒か押さえています。大人数の予約を何度かすると、お店の人も好意的に対応してくれるようになりますし、行きつけになりやすいですね。
顔馴染みになると、新メニューの試食などサービスしてくれて、そういうのも楽しみのひとつかな。たまに仕事に関係がありそうな別の常連さんに引き合わせてくれる店員さんもいたりして、人脈面でもありがたい存在です」(40代・男性)
「私の行きつけのお店は、お料理の量も気軽に調整してくれるなど、ちょっとしたことだけど女性にとっては嬉しいです。常連同士も仲が良くて、お店以外でも遊びに行ったりして…そんな流れから彼氏ができました!(笑)」(30代・女性)
「行きつけなんてカッコイイものじゃないけど、よく行く定食屋さんがあります。お店のお父さんとお母さんが本当に優しい人で、しばらく行かないと『元気だった? 顔見せないから心配していたんだよ』って、小鉢やなんかを余分に出してくれたり、気づくとおつりが多かったり…。
イヤなことがあったり、ストレスが溜まったりした時に行くと、癒されるというか、僕にとっては単なるお店というより、心のオアシスですね」(20代・男性)
行きつけの店で恋人ができたり、癒されたり…人の集まる店は、ちょっとしたパワースポットのようなものなのかも。
新しい店のチェックも楽しいが、「行きつけの店」を作るのもオススメだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年2月24日~2017年2月27日
対象:全国20代~60代の男女1,363名(有効回答数)