「真鍮入り竹刀で…」受験戦争の時の学習塾「体罰」に平成のネット民戦慄
80年代の厳しい「受験戦争」を勝ち抜くため、学習塾が行っていた「スパルタ指導」の実態を取材したVTRが話題に。
教育現場で度々話題にあがるのが「体罰」の問題。「モンスターペアレント」という言葉も誕生する現在では、体罰はおろか教員は生徒に接する際、特段気を遣わなければならなくない状況だ。
そんな中、30日放送の『フルタチさん』(フジテレビ系)では、歴史に残るさまざまな事件・事故現場での取材の裏側について特集が組まれた。
数々の歴史的ニュースが映像と共に蘇る中、80年代に熾烈を極めた「受験戦争」での「ある問題」について、キャスターが体当たり取材を行った映像が、話題となっている。
■「真鍮入り竹刀で尻叩き」80年代のスパルタ指導に驚愕
難関大合格を目指す当時の進学塾では、生徒の精神面を鍛えるため、「スパルタ指導」が日常的に行われていたという。
この「指導」の実態について、当時のフジテレビ取材班がある学習塾を訪問し、男性キャスターが体を張ってリポートすることに。
生徒と同じく机に手をつき、「お願いします」と言って教員にお尻を突き出す。すると、教員が竹刀振り上げ力一杯お尻を叩いた。「パシッ」という乾いた音と共に、激痛に顔を歪める男性キャスター。
あまりの激痛に竹刀を見せてもらうと、中に真鍮が仕込まれていた。
さらに「指導」はこれだけに留まらない。最も「スパルタ」な指導があると言われ、パンツ一丁の格好でシャワー室のような部屋へキャスターが誘われる。
すると、バケツに入った冷水を頭から浴びるよう指示され、その後手洗い場のようなところに手をつき、先程の竹刀でもう一発「バシッ」と今度は背中を叩かれた。
ヨロヨロと立ち上がり、部屋を出るなりうずくまってしまう男性キャスター。その背中は竹刀の跡で真っ赤に腫れていた。
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■衝撃映像にネット騒然
現在では考えられない「体罰」の実態に、若いユーザーを中心にネットには衝撃が走った。
竹刀に真鍮入れて叩くのをフルタチさんで見てて戦慄。ビックリ。酷すぎる。たかが受験勉強で、やる方もサディストか?子供がかわいそうでないのか?頭おかしいね。
— 中田真秀 (@NakataMaho) May 1, 2017
80年代受験戦争やべえな、真鍮入りの竹刀でケツ叩かれて勉強とか
— (バイト辞めます) (@629Haruharu) 2017年4月30日
竹刀に真鍮入れて叩くとか完全に凶器やん・・・
— 烏丸 (@ka_rasu) April 30, 2017
https://twitter.com/DREDRD666/status/858641589421260801
衝撃的な映像に、当時の「スパルタ指導」を批難する声が相次いでいる。また、わざわざ真鍮を仕込んで竹刀を「凶器」のように扱っていたことについて、剣道経験者からは怒りの声も。
いつも思っていたけどシゴキとか体罰するヤツって何で竹刀使うんだろうね。
剣道やったことも無いくせに竹刀をそんなもんに使うなと剣道やってた身としてはメッチャ腹が立つ。#フルタチさん— えむ (@GmMunet) April 30, 2017
https://twitter.com/kwns0711/status/858641762906066944
「競技」で使うための竹刀で暴力を振るわれていたことに、憤った視聴者は少なくなかったようだ。
こういった時代があったからこそ、「今」があるのだが、改めて振り返ってみると、あまりにも衝撃的すぎる光景だ。
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