それ本当に必要? 「意識高い系」にありがちな3つの勘違い
方向違いの人脈作りや自己啓発など、本当に必要なことが見えてないから、やりがち…
自己を大きく見せているが、実は中身が伴っていない――そんな“意識高い系”が増えている。
本人たちは寝る間も惜しんで「自己啓発」に力を入れているものの、実際の仕事や将来には結びつかないという、残念な結果に終わってしまうことも。
どうして「意識高いビジネスマン」と「意識高い系会社員」では、差ができてしまうのだろうか? しらべぇ取材班では、その理由を「部下に意識高い系がいる」人に聞くことができた。
■外の人脈作りよりも
「人脈作りに熱心な事務の女性。平日夜はOB・OGと飲みに行って、休日は取引先のイベントに参加したりと…
ただ実際に必要なのは、外部ではなく、社内人脈作りと社内でのコミュニケーション活性化では? と、疑問に感じてしまいます」(30代・女性)
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■インプットは多いものの…
「ある意識高い新人くん。熱心にビジネスセミナーに参加したり、流行のビジネス書を読んだりと、インプットに熱心です。ただ参加しているセミナーが『リーダーシップ論』や『クリエイティブシンキング』といった横文字系のテーマ。参加するのは良いのですが、内容的に今すぐ必要ではないですよね。
本当に今、必要なのは『ビジネスマナー』と『自社の商品知識』。今の自分に何が求められているかをまず知らないと、仕事では到底使えません」(30代・男性)
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■SNSの友だちが多くても、リアクションが薄い
「SNSの友だちが1,000名を超えていることに、誇りを持っている知り合いがいます。朝活や異業種交流会で知り合った人が、大半だそうです。
ただSNSの投稿もよくされているのですが、いいね!やコメントはほぼゼロ。本当の友だちではないのではという疑問や、そもそも関係性が薄い人ばかりなのでは…と、SNSの友だちや知り合いの多さを自慢する底の浅さのせいで、信頼性があまりないです」(30代・女性)
時間もお金もかかる自己投資。いつかは、役に立つこともあるかもしれないが、ビジネスのトレンドは移り変わるだけに、実際に必要になる時には時代遅れな内容になっていることも。
それよりもまず、「これは本当に、今、必要なのか?」を見極められないと、単なる意識高い系になってしまうようだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・松岡佑季)