方言が難しい都道府県ランキング 1位に輝いたのは北か南か…
地域の個性でもある方言。標準語とは距離があり「わかりにくい」と思われる都道府県は…。
全国津々浦々に残る方言は、郷土料理のようにその土地の雰囲気をあらわす魅力のひとつ。たとえば、「かわいいと思う方言ランキング」では、京都と福岡がダントツの人気を集めている。
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■では「難解な方言」はどこ?
一方で、地域によっては古い言葉が残っていたり、独自の発展を遂げていたりなど、標準語とはかなりかけ離れた言葉もある。
では、「方言が難しい」と思われているのはどの地域なのだろうか? しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女678名に調査したところ…
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■青森・沖縄が抜け出す
もっとも支持を集めたのは、青森県で4割弱。わずかな差で、沖縄県が追う展開。北海道は、明治維新後に大規模な移住が行われたため、もともとの「北端と南端」の言葉は難しい印象が強いようだ。たとえば、この津軽弁の交通標識は…
「あわてて道路を渡ったら(車に)ひかれちゃうよ!」という意味。なかなかに難しい。
また、2位の沖縄は琉球王国として独自の文化を築いていたこともあり、「めんそーれ(いらっしゃい)」「はいさい(こんにちは)」など、独特な言葉が今も数多く残っている。
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■「難解」上位には東北エリアが多い
なお、青森が1位となった東北エリアでは、他にも宮城県・福島県を除く全県がランクイン。ただし、岩手県出身の歌人・石川啄木が、
「ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく」
と上野駅で故郷の言葉を懐かしむ思いを歌ったように、地域に息づく(ときにわかりにくい)多様な言葉にこそ、その土地の魅力が隠れていると言えるかもしれない。
(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)
対象:全国20代~60代の男女678名 (有効回答数)