自分の家なのに空き巣みたいに?鍵を失くすと出費のダメージも
家の鍵を失くすと防犯のため、鍵を交換することに。適正価格内でも、臨時出費には痛い金額
家財を守り、防犯や安全のためにも大事な戸締り。昨今は従来のシリンダーキーに加え、カードキーや暗証番号・生体認証など、さまざまな形で鍵の開閉ができる。
暗証番号や生体認証であれば鍵を持ち歩く必要がないが、基本的に外出の際は施錠をして、鍵を持ち歩くのが一般的だ。
しかし、持ち歩くことでどうしても「紛失」のリスクが生じてしまう。先日の調査では、「財布を失くしたことがある人」は全体の34.5%だったが、「鍵」の場合はどうだろうか?
しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,336名を対象に「家の鍵を失くしたことがある」人の割合を調査した。
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■平均年収を超えると
全体では24.9%でほぼ4人に1人が「家の鍵を失くしたことがある」と回答。
性別・年代別で見ると
50代までは男性が女性を上回り、30代男性は32.3%と3人に1人は「しまった!」という経験をしているようだ。
一方、女性は60代のみ男性より高く27.1%となっているが、「財布の紛失」データでも言及したように、カバンを持ち歩かずポケットにしまう習慣の人も多い男性に比べ、貴重品はカバンに入れる傾向のある女性の方が、比較的落し物はしないもよう。
ちなみに「財布」では、年収1,000万円以上の人が半数を超える“失くしっぷり”を見せていたが
年収500万円未満は20%台だが、500万円以上は3割超え。財布ほど酷くはないが…。
ちなみに国税庁が発表した「平成27年分民間給与実態統計調査結果」によると、日本人の平均給与所得は約420万円。
平均年収を越えると、もしかして人は気が緩みがちになるのか!?
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■自分ちに空き巣のように
実際に「家の鍵を失くした」経験者に、話を聞いた。
「旅先で自宅の鍵を失くしました。ただ海外だったので、悪用される心配はあまりなかったのですが…スペアキーを現地で使う必要がないですから、スーツケースに入れていて、それをそのまま空港から宅配便に預けてしまったんですよ。手荷物だけで自宅に到着したけど、鍵が届くのは翌日!(苦笑)
当時は1階に住んでいて、よく鍵をかけ忘れるバルコニー側の窓があったので、ダメ元でバルコニー乗り越えてみたら、鍵…開いてました。いや、ダメなんですけど、“助かった!”と思いましたね。見咎められたりはしませんでしたが、自分ちとはいえ空き巣のような入り方するのは、かなりドキドキでした」(30代・男性)
「すごい雪の日に、終電でようやく家にたどり着いたら鍵がなくて…管理会社に電話したけど誰も出ないし、近所に友達もいない。24時間営業のマックはあるけど、朝までならともかく、さすがに管理会社の営業時間まで粘る気にはなれませんでした。
とりあえずスマホで検索し、鍵の業者さんに来てもらうことにして、寒いからマックで待合せ。鍵ごと交換したのを事後報告で管理会社に連絡したら、結構揉めて…連絡がつかなかったってことで、半額は負担してもらいましたけど、あの出費は痛かったなあ」(20代・男性)
紛失した鍵を万が一悪用されると危険なため、防犯のため鍵を交換することになる。一般的なものの場合は3万円程度までは適正価格と言われているが、いずれにせよ臨時出費になるだけに、ダメージは大きい。
財布同様、家の鍵も失くさないように注意するしかなさそうだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ)
調査期間:2017年4月21日~2017年4月24日
対象:全国20代~60代の男女1336名(有効回答数)