休みの日も仕事関係者と!?オン・オフ同じ顔触れで楽しむ人
仕事で出会ったけど、趣味や気が合って…接待でもなんでもなく、プライベートも楽しめる仲間になる人も
仕事をしていると同じ職場の人はもちろん、取引先の人とのつき合いのほか、異業種交流会や情報交換会、業務の参考になりそうな研修やセミナーといった場で、多くの人と出会う機会がある。
そうした“仕事関係者”の中で、思いがけず趣味が一緒の人や気の合う人がいて、公私共に仲良しになるケースも。
しらべぇ編集部では、全国の20~60代の有職者男女652名を対象に「仕事で出会った人と休日も遊ぶことがある」人の割合を調査した。
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■リア充は高め
全体では29.1%が「仕事関係者と休日も遊ぶ」と回答。男女別では男性が26.4%に対し、女性は35.1%で、女性の方が9ポイント近く高い結果に。
性別・年代別で見てみると
男女共に20代は4割前後と高く、反対に60代は2割弱と少なめ。30~50代は男性が25%前後、女性は30%台で推移しており、年代による傾向が強いようだ。
さらに、特徴別データを見てみると
「副業をしている」54.5%、「ゲーマーだ」51.9%、「リア充だ」50.4%が半数を超えている。
副業をしている人は、本業以外にも仕事関係者がいることになるだけに、そもそも「仕事で出会う人」の母数が多い可能性がある。
また、ゲーマーは「なんとなく、雰囲気でわかる」という人もいれば、「偶然目にしたスマホの画面に、ハマっているゲームのアイコンがあって、『あ。それ…』ってなった」もあるそう。
そしてリア充は、仕事とプライベートを分けていそうな半面、過去の調査でも「仕事が楽しい」人の割合が高く、気の合う人との距離感を詰めるのも上手いことから、公私共に…の関係になることは少なくなさそうだ。
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■一緒に仕事をしなくなっても
実際に「仕事関係者にプライベートでも遊ぶ仲になった人がいる」という人に、話を聞いた。
「取引先の女性担当者で、なんとなく気の合いそうな人がいて、打ち合わせがてらランチに誘ってみました。話してみたら案の定、気が合う上に住んでいる場所もそう遠くないことがわかり、大盛り上がり。
それ以来、月1以上は休日に出かけたり、飲みに行ったりする仲になって、今はそれぞれ転職しましたが、仕事の相談もできるいい友達のひとり。お互いに“おひとりさま”っていうのも、いいんですよね」(20代・女性)
「同業の情報交換会で知り合った人と、いろいろ話してみたら趣味のフットサルで盛り上がって、お互いの所属しているチームの対戦がその場で決定。取引するよりも、そっちが先に決まったくらいでしたね。(笑)
他に酒の好みも一緒だったりして、商談に行っても『本題はさっさと片付けて…』という感じ。でも、なあなあになるわけではなく、きっちり効率的にやっています。たまたま出会ったフィールドが仕事関係だったってだけで、本当に楽しい仲間です」(30代・男性)
このほかにも「仕事仲間だったはずが、完全に飲み仲間メインになっている」といった話が複数出るなど、プライベートも楽しめる仲間を仕事の出会いから見つけている人は多かった。
仕事だけ一緒にすると思っていた相手に、ちょっと踏み込んでみたら、意外と楽しい関係ができるのかも。
(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年4月21日~2017年4月24日
対象:全国20代~60代の有職者男女652名(有効回答数)