仕事に個性は邪魔か?若者のほうが多い結果に疑いの声も
年代が上がるほど、個性は必要と思っている。しかし「実感がない」との声も。
将棋ファンだけでなく、多くの人が注目している藤井聡太四段。勝負強さはもちろんだが、中学生には思えない落ち着きには個性を感じる人も多いはず。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代有職者の男女623名に「仕事について」の調査を実施。
「仕事に個性は邪魔だと思う」と答えた人は、全体で18.0%と少数であった。
■年代が上がるほどに個性を求めるも若者は疑問
年代が上がるほど、仕事にとって個性が邪魔だと思う人が減っている。
しかし個性的な人材を欲しがる企業が、それほど多くあるとは思えない人も多いだろう。
「求人では『個性が生かせる仕事です!』とか書いて、実際にはトップダウンって感じのところが多そう。リクルートスーツの就活生も、みんな同じ格好だし」(20代・男性)
「眞子さまの婚約者が、スーツのボタンを全部とめてただけでもあれだけ騒ぐし。少しでも違うことを否定する文化がある以上、個性は育ちにくいと思う」(30代・男性)
年を重ねるほど個性を重要だと思うものの、若者からすれば「個性を抑えているのは上の世代じゃないか」と思うところもあるようだ。
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■個性と協調性はどちらが重要か
会社員は個性が邪魔と思う人が2割ほどいるのに対し、自由業は1割を切る少なさ。
自由業は、個性がないと生き残れない職業が多い。そのあたりが、強く影響した結果といえる。
「仕事はチームワークが大事だから、個性より協調性を求めるのも理解ができる。ただ、そのチームの中で個性が埋もれているとしたら、やっぱりもったいない」(40代・男性)
藤井聡太四段の才能が引き出されたのは、周囲の大人が個性を押さえつけようとしなかったところも、大きいのかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年6月2日~2017年6月5日
対象:全国20代~60代の有職者男女623名 (有効回答数)