これは意外! ロート製薬の売上1位はなんと「アレ」だった
ロート製薬の売り上げ1位、もっとも多く占めている事業はなんと…
提供:ロート製薬
「ロート ロート ロート」といったオープニングテーマでおなじみの、日本を代表する製薬会社といえば『ロート製薬』である。
ロート製薬といえばおそらく『目薬』のイメージがもっとも強いと思うが、同社の売上でもっとも多くを占めている事業は“アレ”だった…!
■気になる“アレ”とは
気になる“アレ”とは、なんと目薬のあるアイケア関連の事業ではなく「スキンケア関連の事業」。
2015年にくらべて2016年はかなり成長しており、アイケアとくらべても3倍ほどの売上高となっているのだ。
あの『メンソレータム』もロート製薬が持つブランドなのは、意外と知られていないかもしれない。
ちなみに、スキンケア関連でほかにも有名なブランド『スキンアクア』や『肌ラボ』もロート製薬のブランドである。
■目の研究経験を活かし皮膚の研究を始めた
なぜロート製薬はスキンケア事業に力を入れているのか? それは「目の研究経験を活かし皮膚の研究を始めたこと」から始まるそうだ。プレスリリースには
ロート製薬はもともと目薬の事業展開のため、110年間、目について様々な研究をしてきました。
目の表面にある角膜の一番外側の角膜上皮という組織は、皮膚の表面の構造ととてもよく似ていて、目の研究経験を活かして皮膚の研究を始めたのです。
例えば、目の角膜研究から、ドライアイなどの治療に使用されている「ヒアルロン酸」の保湿効果に着目。研究を重ねて、非常に高い保湿力のスキンケアブランドを生み出しました。
また、薬の研究で培った「浸透技術」を活用し、成分を必要なところに届けて高い効果を発揮する、皮ふ科学から生まれたスキンケアを開発。
表面だけのケアではなく、内側から健康な素肌に導くという理念を、形にしました。
と、どのようにロート製薬がスキンケアについて研究していたかが記載されていた。目と皮膚にそんな関係性があったとは、非常に興味深い…。
■6月10日はロートの日
そんなロート製薬が「薬に頼りすぎず健康寿命を延ばす」という大きな目標に向かって健康へのチャレンジを宣言する日として、毎年6月10日を「ロートの日」に制定。
勘のいい人はお気づきだと思うが、社名のロート(610)にちなんでつけられたもので、2017年は「すっぴん力」をテーマに掲げて活動するのだという。
■肌の本当の美しさは健康の先にある
テーマの「すっぴん力」とは「内側から健康な肌を目指す」こと。表面だけを綺麗にするのではなく、体の中から健康であることこそ肌本来の美しさにつながるとロート製薬は考えているそうだ。
余談だが、最近流行りのオシャレアイスバー『パレタス』も、意外なことにロート製薬が手がけている事業のひとつ。
さまざまな健康や美にかかわる研究を続けるロート製薬。ロートの日を制定し、これからもきっと素晴らしい結果を出してくれることだろう。
(取材・文/しらべぇ編集部 提供/ロート製薬)