3階級制覇も達成感なし 元王者・亀田興毅が現役時代の後悔を初激白
『オー!! マイ 神様!!』でボクシング元世界王者・亀田興毅が現役時代の苦悩・後悔を初激白…
ボクシング一家・亀田3兄弟の長男として、現役引退後もテレビを舞台に活躍を続ける亀田興毅(30)が、26日深夜放送の『オー!!マイ神様!!』(TBS系)に出演。
「後悔している」現役時代の苦悩を初激白し、ボクシングファンの注目を集めている。
■日本ボクシング界をけん引
日本人初の世界3階級制覇、2009年の内藤大助(42)との世界戦では瞬間最高視聴率51%超えを果たすなど、日本ボクシング界にもたらした亀田の功績は大きい。
しかし、「ガードに徹した消極的なスタイル」や「疑惑の判定勝利」が続き、成し遂げた功績とは反比例の評価も。
番組では亀田が神と尊敬する、フィリピンボクシング界の英雄・マニー・パッキャオ(38)について、そして、世間の評価に苦しんだ亀田の本音が語られた。
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■ボクシング経験者の憧れ・パッキャオ
史上2人目の世界タイトル6階級制覇、スラム街の極貧生活から這い上がり400億円以上を稼いだボクシング界のスーパースター・パッキャオ。
パッキャオのボクシングの特徴は、1秒間に6発を打ち込む手数とノーモーションで繰り出されるパンチ。
「ボクシングやっている人はみんな影響されている。エゲツない。全てがイキきっている(突き抜けている)」と亀田は評する。
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■亀田の苦悩とは
亀田はノーモーションパンチを世界戦で再現するなど、パッキャオのファイトスタイルを参考にしていた。
しかし、亀田家の長男として「負けられない重圧」がのしかかり、攻撃的で勇敢なパッキャオとは真逆の「負けを避ける」臆病なスタイルに変化していく。
「つねに負けを恐れていた、3階級制覇も達成感はない。初の世界戦でダウンしてからパンチへの恐怖心が生まれた。そこをピークに落ちていき、最後は守りに入ったボクシング」と亀田は語る。
そんな亀田が感銘を受けたのがやはりパッキャオの言葉。
「俺たちは闘鶏の鶏と同じだ。だけど俺たちは何度でも立ち上がる」
「自分は何度も立ちあがれなかった。10センチを踏み込む勇気がなかった。納得いく試合はない、悔いが残っている」現役時代の後悔を亀田はにじませていた。
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■ファンは亀田を応援
消極的なボクシングで批判を浴びてきた亀田が、現役時代の苦悩を告白。ファンの反応をしらべぇ取材班が調査してみた。
パッキャオも亀田もかっこいいな
— なかむらてつや🌳積み直しエンジニア (@S_O_F_Science) June 26, 2017
いつもどこかで負けを恐れてた、負けたらアカン!と思ってた。 そう言えるようになった亀田興毅さんは虚勢をはることを捨てて真に強くなったのだと思うな。
— solariku 佳古 (@solariku01) June 26, 2017
亀田の長男、カドが取れてええ兄ちゃんやな。
パッキャオを語る眼が憧れの優しい眼差しになってる。— ヒネ The JFK (@hinethejfk) June 26, 2017
負けられない重圧の中で苦しんできた亀田を、ファンは受け入れた様子。
ボクシングで見事な功績を残しながらも後悔を口にした亀田。第2の人生として選んだテレビ業界では、後悔のない活躍を期待するばかりだ。
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(文/しらべぇ編集部・サバマサシ)