公衆トイレのウォシュレットは使えない? 「誰が使ったのか…」
男性よりも女性のほうが、公衆トイレでの温水洗浄便座使用を嫌がる傾向にある。
温水洗浄便座を設置している、公衆トイレが増えてきている。しかし便座に座るのさえ抵抗がある人が多い中で、使用している人はどれほどいるのだろうか。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,342名に「公衆トイレの利用について」調査を実施。
「公衆トイレのウォシュレットは使わない」と答えた人は、48.0%と半数に迫る結果となった。
画像をもっと見る
■便座に座る女性のほうが使わない人が多い
男女別では、圧倒的に女性のほうが多い。
女性は洋式トイレ利用時に、必ず便座に座る。ビデもついており、女性にとってウォシュレットは身近な存在とも思えるのだが…。
「不特定多数が使う公衆トイレでは、ちょっと使いたくない」(30代・女性)
「前の人の汚れや菌がついていそうで、衛生面が心配」(20代・女性)
温水洗浄便座の衛生面については、意見が分かれている。ただメーカー各社では、除菌や汚れ防止の機能に力を入れているのは確かだ。
関連記事:60代女性の3割が「災害でトイレが使えず」 バケツで水を流し込み対応
■おなかが出てくるとおしりが拭きにくく
さらに性年代別で見ると、男性でも年代によって差が出てくる。
年代が下がるほど、割合が増えるのだ。若い人たちのほうが、衛生面に神経質なのが一因であろう。しかし体型の変化が気になる年代では、こんな意見も。
「おなかが出過ぎて、おしりを拭くのも一苦労するように。だからウォシュレットがあると、とてもありがたい。痩せるのが一番いいんだけど」(40代・男性)
「うちの母は加齢による腰痛で、体をひねる動作がきついって。家でも外でも、ウォシュレットを使っているみたい」(30代・女性)
便利だと思っている人がたくさんいる一方で、やはり公衆トイレでは無理だとの声も。
「たとえどんなに安全だと言われても、やっぱり無理。公衆トイレ自体が、あまり好きじゃないし…」(40代・女性)
神経質な人にとっては、便利とは分かっていても使用するのは難しいようだ。
・合わせて読みたい→洋式トイレは便座に座らず中腰で! 潔癖症の間接ケツ回避法
(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年6月2日~2017年6月5日
対象:全国20代~60代の男女1,342名 (有効回答数)