霊に取り憑かれやすいのはどんな人? 陰陽師に聞いてみた

夏は心霊の季節に「霊に取り憑かれた経験があるか」調査を実施。陰陽師にも話しを聞いてみると…

2017/07/31 12:00


(kumikomini/iStock/Thinkstock)

夏は怪談の季節である。語られる怪談の多くは霊に取り憑かれた人ばかりだが、実際に取り憑かれたことがある人は少ないはず。

そもそも、なぜ、霊に取り憑かれてしまうのか。取り憑かれやすい人の特徴はあるのか。

実際、「取り憑かれた経験」のある人たちにはどんな傾向があるのだろうか。



■取り憑かれたことがある

しらべぇ編集部は全国20~60代男女1,342人に調査を実施。「霊に取り憑かれた経験があるか」を尋ねたところ、全体の8.0%が該当した。

性別・年代別では20代男性で高く15.2%。20代女性は8.3%と、同じ20代でも差がある。30代以降は徐々に割合が減っていく傾向にあった。

特徴別に見ると「濡れ衣を着せられたことがある」人が、15.7%と高め。

だが、やっぱり「霊感がある」人はダントツで、半数を超える53.0%もの人が「取り憑かれた経験がある」と回答。

霊の憑依と霊感は関係性があるのだろうか? 取材班は、心霊の専門家であるベテラン陰陽師に話を聞いた。


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■取り憑かれやすい人の特徴とは

ベテラン陰陽師:霊の中には、話を聞いてもらいたいと願うものが多いです。


未練があるので、現世から離れられずにいる。そのため生者であっても、強引な人間にペースを握られてしまうタイプの人は、取り憑かれやすい傾向があります。


ついつい話を聞いてしまう。あるいは、押しに弱くて、やりたくもないことをやらされてしまう人は要注意です。


霊は”かまってちゃん”や“メンヘラ”と、同じような感じなのか。相手にしてくれそうな人かどうかを見分けて、取り憑いているようだ。


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■取り憑かれやすいと見えるのは別?

ベテラン陰陽師:取り憑かれやすい体質と、霊が見える体質は同一ではありません。前者は憑坐(ヨリマシ)と呼び、後者は見鬼(ケンキ)と呼びます。


見鬼の鬼は、角の生えた妖怪のソレではなく、中国における霊を意味する鬼。ただ見えるだけで、取り憑かれやすいと決まったわけではありません。


神をおろす器である憑坐の素養があれば、霊に取り憑かれやすくなります。見鬼であり憑坐であることはあり得ますし。その逆も。


見える・見えないは関係ないため、当然ですが「見えないけど、取り憑かれやすい」はあります。


いわゆる、霊が見えるか見えないかと、取り憑かれた経験は、陰陽師的には別の話のようだ。

また、陰陽師によると、「霊に取り憑かれると、とても運気が下がって良くないことばかりが起きる」という。

もし思い当たる節がある場合には、「霊に対してリスペクトを忘れず、かつ、相手にはしない毅然とした態度で、望むのが一番」とのこと。

「この前、友達と心霊スポットに訪れてから、ヘンなことが…」なんていう人は、参考にしてほしい。

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(取材・文/しらべぇ編集部・モトタキ

 【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2017年7月14日~2017年7月17日
対象:20~60代男女1,342名(有効回答数)

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