学生時代にぼっち経験 つらい過去も大人になれば自虐ネタに
女性のほうが、一人ぼっちの経験者は少ない。
学校や会社などで仲間がいないことは「ぼっち」と呼ばれ、すっかり定着した言葉になっている。それだけぼっちは、身近な話とも取れるだろう。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,342名に「学生時代について」の調査を実施。
その結果「学生時代にぼっちだったことがある」と答えた人は、全体で31.1%と一定数いることが判明した。
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■女性のほうがグループを好む
男女別では、男性よりも女性のほうがわずかだが少なくなっている。
たしかに学生時代は、仲のいいグループで一緒に行動する女子が多い。
「あまり合わない子たちだったけど、ぼっちになるのが嫌だから一緒にいた感じ」(30代・男性)
無理して一緒にいる人もいれば、複雑な人間関係によりぼっちになった人も。
「女の子の仲は、ちょっとしたことでこじれてしまう。学生時代なんて精神的にも未熟だから、みんなでハブるなどタチが悪い」(30代・女性)
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■若い世代ほどぼっち経験者が多い
年代別では、20代から30代の若い世代で多くなっている。
現代ではコミュニケーションが希薄になっていると言われているが、学生生活にも影響しているのかもしれない。
「別に、一人でもいいやと思うようにしていた」(20代・女性)
「無理をしてまで一緒にいるくらいなら、ぼっちのほうがまし」(30代・男性)
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■ぼっちでも明るい未来はある
ぼっち経験者は、当時のことをどう思っているのだろうか?
「当時は学校に行くのが、本当につらかった。でも今はそれなりに友達もいるし、楽しい毎日を過ごせている。自虐ネタにできるくらい、過去の話」(30代・男性)
「学生時代は絶望しかなかったけど、今は人間関係に恵まれている。いじめなどで自殺をしたニュースを観ると、『その子たちにも、こんな未来があったかもしれない』と考え、胸が痛くなる」(40代・女性)
現在ぼっちで悩んでいる人たちも、明るい未来が待っているかもしれないのだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20~60代までの男女1,342名 (有効回答数)