「朝活」ブームだけど実際は…夜更かしのゆったり時間を活用する人も
朝に強い朝型の人もいれば、夜の方が得意な夜型もいるわけで…
朝早く起きて時間を有効活用する「朝活」が人気だが、一日の仕事を終えてゆったりできる夜、活発に活動する夜型人間も多いはず。
翌日のことを考えて“早く寝なきゃ”と思いつつも、ついつい夜更かししてしまう人はどれくらいいるのか?
しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,343名を対象に「夜更かしする」か、意識調査を実施した。
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■夜行性はヲタ属性だけじゃなく
全体では「よくする」26.4%と「たまにする」37.7%で「夜更かししがち」はかなり多めの64.0%、「あまりしない」20.3%と「ほとんどしない」15.7%で「夜更かししない」が36.0%。
男女別では
「よくする」「たまにする」と回答した「夜更かししがち」の割合は、男性が60.5%に対し、女性は67.6%と7ポイントほど女性が上回った。
お風呂上りにしっかりスキンケアやヘアケアなど、きれいのために時間をかける女性は多そう。性別・年代別でも、女性の場合60代以外は軒並み7割前後と、全体的に高めになっている。
さらに特徴別データを見てみると
「ゲーマーだ」「2ちゃんねるに書き込んだことがある」「ニコニコ動画をよく見る」という、夜行性のイメージがある特徴が並んだ。
また、「インスタグラムを使っている」も上位に。SNSのチェックでつい夜更かしはありそうだが、パーティなどで遅くまで遊んでいるイメージの「リア充だ」は、意外と平均的な数値で、あてはまらない人との差もほぼなかった。
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■ムリに朝がんばらない
実際に「よく夜更かしする」という人に、話を聞いた。
「親もそうなんですが、子供の頃から宵っ張りで朝が弱いです。その代わり遅くまで残業があったり、接待で多少遅くなったりしても、あまり苦になりません。そういえば、朝型の上司が接待中に“寝オチ”しそうになって、ヒヤヒヤしたことがあったなあ。(笑)
朝早く起きて、運動してから会社に来る人とか、ちょっとうらやましくなることもありますよ。でも、夜のゆったりした時間に本を読んだり、あれこれ考えたりするのが、一番リラックスできるんで、夜更かしする時間を大事にしています」(30代・男性)
「低血圧ってわけでもないけど、昔から朝はぼーっとしてしまいます。友達や同僚で『今日はもう寝ちゃって、明日の朝早く起きてやる!』ってタイプがいますが、私にはできません。
心配性なところもあって、起きられなかったら、間に合わなかったら…って考えると、逆に眠れなくなっちゃう。(笑)だから、夜のうちにできることを片付けたり、次の日の段取りを考えたりして、すっきりしてから寝るんです。
朝型になりたいと思ったこともあったけど、ムリに朝がんばるんじゃなくて、自分に合った形で時間配分すればいい――そう思ってからの方が、いろんな効率が上がった気がします」(20代・女性)
睡眠時間を削るほどの夜更かしは身体によくないが、朝がんばり過ぎるよりも、少しだけ夜更かしして、ゆったりと夜の時間を活用するのもオススメだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ)
調査期間:2017年7月14日~2017年7月17日
対象:全国20代~60代の男女1343名(有効回答数)