用を足さずにトイレの個室に スマホや気分転換に最適との声
トイレ休憩が長すぎると、批判の声もあるが…
近年はトイレ設備の充実をアピールポイントにする商業施設も増えるなど、トイレは汚いところとのイメージはすっかり息を潜め、ゆったりと落ち着いたスペースになっている。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,342名に「トイレの利用について」の調査を実施。
その結果、「用を足す以外の目的でトイレの個室にこもることがある」と答えた人は15.5%と意外と少数であった。
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■トイレの中でスマホや読書
年代別で観ると、若い人ほどトイレの個室を活用していることがわかる。
若い人たちは、トイレの中でどんなことをしているのだろうか。
「スマホをチェックしながら、しばらく休憩をしている」(20代・女性)
「家の中で一番読書が進むのが、トイレ」(30代・男性)
文字を読むのに、トイレは向いているのかもしれない。
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■会社員が唯一、一人になれる場所
職業別では、会社員が比較的多い割合になっている。
「会社で一人になれる場所が、トイレくらいしかない。嫌なことがあったときには、トイレにこもって気持ちを落ち着かせるようにしている」(30代・女性)
一方で、無職・家事手伝いでは1割を切り、少ない割合である。一人で過ごす時間が長いので、誰にも邪魔されない空間を求める必要がないのかも。
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■長いトイレ休憩に批判も
家のトイレはまだしも、会社や公共施設のトイレはたくさんの人たちが利用する場所。トイレを独占する行為を、あまり良く思っていない人もいる。
「トイレに行って、なかなか帰ってこない後輩がいる。帰っていたときに手にはスマホを持っているから、ずっとチェックしているんだと思う」(30代・女性)
そんな意見に、反論をする人も。
「30分くらいトイレを占拠するなら迷惑だけど、少しの気分転換くらいはいいと思う。タバコを吸う人は、頻繁に休憩しているし」(20代・女性)
気分転換にトイレの個室が最適だとの意見は、理解できる人も多いだろう。用を足す人の邪魔にならないように注意をしながら、活用したいものだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年7月14日~2017年7月17日
対象:全国20代~60代の男女1,342名 (有効回答数)