もう耐えられない…約半数が見たくない現実からの逃避を容認
「逃げてばかりでは成長しない」との声も。
「現実から目をそらすな」は、よく耳にする言葉だ。しかし、つらいことから逃げたくなるのは、人間の防御本能でもある。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,348名に「現実について」の調査を実施。
「見たくない現実からは目をそらしていいと思う」と答えた人は、49.3%と半数に迫る高い結果になった。
■若い女性は現実から目をそらす
性年代別では、20代から30代の女性が多いのが印象的である。
彼女たちは、つらいことよりも楽しいことを選択したいようだ。
「ネガティブ思考の人を見ていると、楽しいことがいっぱいあるのに嫌なことだけに目を向けている感じがする。そんな人と一緒にいると、こっちまでネガティブになる」(30代・女性)
「ただ、楽しく生きたい」(20代・女性)
中には、ブラック企業の問題に結びつける男性も。
「ブラック企業が問題になり、ようやく逃げてもいい風潮ができたのはよかったと思う。これまではどんなに現実がきつくても、逃げるのは愚かだと思われてきたから」(30代・男性)
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■「逃げてばかりでは成長しない」との声も
一方で、現実とはきちんと向き合うべきだ、と思っている人も多くいる。
「嫌なことから逃げてばかりいても、成長をしないと思うけど」(40代・男性)
また先延ばしは、大ごとになるとの声も。
「どうでもいいことを気にする必要はないけど、自分が関わることは先延ばしにするとさらに大きな問題になることがある」(30代・男性)
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■ツイッターでは自ら嫌なツイートを見る人が
自分のことをツイッター廃人だと思っている人は、6割もの人が「見たくない現実から目をそらしていい」と考えている。
ツイッターでは、わざわざ嫌な投稿を見つけて批判する人も多い。
「いろんな人に批判的なリプを送っている人がいるけれど、『嫌なら見なきゃいいのに』って思う。そんな人は、批判リプが趣味になっているんだろうけど」(30代・男性)
目をそらしていいものと、そうでないものの見極めが重要といえそうだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年8月25日~2017年8月28日
対象:全国20代~60代の男女1,348名 (有効回答数)