大阪・昭和町「餃子の店もも」 すだちと塩で食べる一口餃子がやみつきに
一度食べたら忘れられない! 下町の一口餃子の名店を、餃子マニアの記者が紹介。
食い倒れの街・大阪には、「天平」や「南平」「点天」といった、一口餃子専門店が多い。
どの店舗も人気だが、テレビ東京系バラエティ『イチゲンさん』番組内「餃子マニアNo.1決定戦」で準優勝した経歴を持つ記者が、イチオシするのは「餃子の店もも」だ。
この店には、すだちと塩で食べる、一風変わった餃子がある。
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■入店すると、自動的に焼き始められる
御堂筋線昭和町駅から徒歩3分ほどに位置する同店は、7つのカウンター席が配置されている。
着席した途端、店主が「焼きますね〜」と自動的に餃子を焼き始めてくれる。
焼き上げている間も、サービスでピクルスなどをサッと出してくれるのが温かい。
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■自慢のビールでスタンバイ
日本酒や焼酎などアルコールのメニューも豊富だが、記者オススメは本場ドイツの黒ビール。
文豪ゲーテが愛したという「ケストリッツアー」は、ビターチョコレートのようなコクとまろやかさにクリーミーな泡、ほどよい苦味が特徴だ。
グラス半分ほど飲み終えた頃、餃子を迎える準備は万端に。
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■すだちをキュッと絞って…
お待ちかねの餃子(1人前10個/500円税込)は、1個がハマグリほどの大きさで扇形。
すだちが添えられており、食べる直前に餃子表面にサッと絞ると、爽やかな香りが広がる。
醤油やラー油で食べることも可能だが、いちばんオススメの食べ方は、小盛りの塩を別オーダーし、すだちと一緒にふりかけて食べるスタイルだ。
こんなに小さい餃子なのに、食感は驚くほど歯ごたえ抜群。
キクラゲ、ニラ・キャベツに少量のにんにく、豚肉で構成されている餡はしっかり味が付いており、充分な深みを感じることができる。
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■お酢で味変
パクパクと進んでしまう箸をグッと堪え、後半5個は、すだち酢入りのお酢で酸味を強めて「味変」しても良い。
焼き目が香ばしく裏はしっとりとした皮は、専門の業者に依頼して作ってもらっているそうだ。
さっぱりとした餃子とクリーミーなビールのマリアージュは、この店でしか経験することができない。
程良い温度感で接客してくれる店主は、時々プチアイスやチーズなどをサービスで出してくれることも。
(あくまで店側の優しさのため、忙しさによってはこういったサービスがないことも)
下町に、ひっそりと佇む名店「もも」。
そのシンプルな美味しさを提案する餃子は、きっと誰しもやみつきになってしまうレベル。大阪に行く機会がある人には、絶対にオススメだ。
【餃子の店 もも】
営業時間:17:00~23:00
場所:大阪府大阪市阿倍野区阪南町1-46-8
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(文/しらべぇ編集部・大木亜希子)