子供がいる夫婦は離婚すべきじゃない? 「別れたほうが子供のため」の声も
「子供のために離婚しない」の選択をする夫婦も…。
「子はかすがい」ということわざのとおり、離婚の危機を迎えた夫婦が、子供への思いから夫婦関係を続けるケースは珍しくない。それだけ、子供は家庭の中心であるともいえる。
中には「子供がいる夫婦は離婚すべきではない」と考えている人もいるだろう。
しらべぇ編集部は全国20~60代の男女1,342名に「離婚」について調査を実施した。
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■男性のほうが離婚に厳しい
その結果、48.9%が「子供がいる夫婦は離婚すべきではない」と回答した。
男女別では、男性54.8%、女性43.0%と、男性のほうが10ポイント以上も「離婚すべきではない」との考えであることがわかった。
年代別でも比較したところ、もっとも高いのが60代男性で6割以上。40代を除いたすべての年代の男性の半数以上が離婚に反対している。
一方で女性は50代を除いた年代で過半数を割っている。40代では4割を切っており、男性同様にもっとも割合の低い年代であることがわかった。
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■「別れたほうが子供のため」の声も
しらべぇ取材班は実際に話を聞くことにした。
「子供がいるのであれば、離婚すべきはないと思います。経済的な問題や親の愛情、周囲からの目など、デメリットしかないと思います。子供を生んでおいて『仲が悪くなったから』で離婚するのは、親としての責任を感じられません」(20代・男性)
「私は離婚しても良いと思います。子供のころ、喧嘩ばかりで仲が険悪だった両親を見て『離婚してもいいのに…』と疑問に思ったことがあります。そんな両親を見るのはつらかったです。
私自身も離婚経験がありますが、子供には片親でも大丈夫なよう、めいいっぱい愛情を注いでいるつもりです。もちろん、夫婦仲が良いのが理想ですが、子供を理由に無理矢理関係を続けているぐらいなら、別れたほうが子供のためだと思います」(40代・女性)
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■既婚者は離婚に厳しい
また、既婚者と未婚者で比較したところ…
既婚者が55.8%、未婚者が41.6%と、既婚者のほうが14ポイントほど「離婚すべきではない」と考えているようだ。やはり実際に結婚している人にとって、子供という存在は結婚生活そのものを左右する大きな要因なのだろう。
夫婦仲が良いことが理想だが、さまざまな理由によってうまくいかないことはある。子供がいることで、無理矢理に夫婦を継続するか、もしくはお互いの道を歩むか、いずれにしてもしっかりと夫婦で話し合って決めるべきだろう。
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(文/しらべぇ編集部・シマウマ姉さん)
対象:全国20代〜60代の男女1,342名