上司に「早く異動になれ」 嫌いな人に背後から怒りの念を送る人
嫌いな人に念じたことは、本当に実現するのだろうか。
嫌いな人に対して、真っ向から反論をするには勇気がいるもの。せいぜいできるのは、背中に向って心の中で嫌味を言うくらいである。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,344名を対象に調査を実施。その結果「嫌いな人の背後から、怒りの念を送ったことがある」と答えた人は24.6%と、一定数いることが判明したのだ。
■嫌いな上司に「早く異動になれ」の念
性年代別は、どの年代でも女性のほうが多い結果になっている。
女性は具体的に、どのような念を送っているのだろうか。
「嫌いな上司から理不尽な怒られ方をされたときに、『早く、遠くの支店に異動になれ』と心の中で願っている」(20代・男性)
「けんか中、夫の出勤時には、背中に向かって『このバカ!』など、子供みたいなことを聞こえない程度につぶやいている。朝から言い合いをするのも余計なエネルギーを使うだけなので、そこは我慢しているのかな」(30代・女性)
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■立場上言い返せない相手に対し
割合は少ないが、男性でも念を送っている人がいる。
「会社内では、一番立場が低いからストレスがたまる。誰にも言い返せないから、背中を睨むくらいは許して欲しい」(20代・男性)
立場的に言い返せない相手に、わずかな抵抗としてする人も多い。
「態度のでかい取引先に当たったときなんかは、頭を下げながらも帰るときの背中には、心で暴言を吐きまくっている」(40代・男性)
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■結局、上司は異動せず
背中に念を送ることによって、なにか変わった人はいるのだろうか。嫌いな上司が異動になるように願っていた女性は、次のように語る。
「もう何年も念を送っているのに、直属の上司のまま。むしろ好きな上司が異動になり、さらに環境が悪くなっている」(20代・女性)
しかし、偶然だろうが、こんなこともある。
「念を送っていた上司が、体調を壊してしばらく入院をしたことがある。怖くなり、それからは止めている」(20代・男性)
あなたも知らないうちに、背後から念を送られているかも。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,344名(有効回答数)