自分に取り柄がないと悩む若者 年を重ねるにつれ改善される理由とは
コンプレックスを抱えた人は、自己評価も低い。
自分のことを優秀で特別な存在だと思える人は、なかなかいない。むしろ自信がない人のほうが多いのではないだろうか。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,334名を対象に調査を実施。全体では40.7%もの人が、「自分にはなんの取り柄もないと思う」と答えたのだ。
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■秀でたものが自分にはない
若い世代ほど、割合が多くなっている。
まだまだ自分に対して、自信がない人が多いのだ。
「誰にでもできるような仕事をして、とくに特技もない。平凡な暮らしを、この先も続けていくんだと思う」(20代・女性)
「それなりに楽しい生活はしていると思うんだけど、秀でたものはまったくないから」(20代・男性)
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■コンプレックスで自己評価を下げる
非リア充と容姿に自信がない人は、半数を超える結果も。
コンプレックスを抱えていると、自己評価も下がってしまうようだ。
「友達も少ないし、見た目も標準以下。美人で充実した人生を送っているような人を見ると、正直、嫉妬してしまう」(20代・女性)
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■年を重ねて心穏やかに
年齢を重ねることにより、「自分には取り柄がない」との考えも薄れていく。
「若い頃は、私も自分にまったく自信がなかった。たぶん、今でもないのだろうけど、だからといって悲観することはなくなった。そうやって心穏やかに生きていけるのが、自分の成長だと思う。
今現在、自分に取り柄がなくてネガティブになっている人も、年を重ねることによって気にならなくなるんじゃないかな」(40代・女性)
また他者と比べることが、自分を苦しめているとの意見も。
「他人と比べるから、自分が至らないって思ってしまうんだと思う。自分が納得できればそれでいいと思えれば楽なんだろうけど、そこまでなるのはなかなか難しい」(40代・男性)
特別な価値があるとは思えなくても、せめて自分の存在を否定する考えは控えたいものだ。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,344名 (有効回答数)