新元号誕生でさらに混乱が? 今が平成何年かわからなくなる人たち
西暦をメインで使っている人は、いざというときに和暦が出てこないことも。
2019年4月30日に天皇陛下が退位し、翌日の5月1日には元号が変わることになり、その新たな元号は、2018年中には発表される予定だ。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,328名に「和暦について」の調査を実施。
「今年は平成何年か、とっさに出ないことがある」と答えた人は、全体で51.0%と半数を上回る高い結果になった。
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■昭和生まれが混乱している
年代別では、30代から50代で多くなっているのが印象的だ。
若い人のほうが、和暦に馴染みがない気もするが…。
「平成生まれは、それほどややこしくならないと思う。昭和生まれは元号をまたいでいるから、誕生日から換算するのも難しい」(30代・女性)
20代が半数を切っているところを見ると、この意見は正しいようだ。
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■高齢者は和暦を好む
お店のアンケートでも、和暦にまつわるエピソードがある。
「お店のアンケートで今日の日付を描く欄に、『平成』と頭に書かれていた。西暦が使えないためちょっと混乱してしまい、スマホで確認をした」(30代・女性)
高齢者には、和暦のほうがしっくりとくるようだ。
「私がバイトをしているお店のアンケートは、西暦で書けるようにしている。だけど高齢のお客さんは誕生日を和暦で書く人も多い。元号を略す人もいて、一瞬、どちらか戸惑う」(20代・女性)
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■公務員が多い理由
会社員と公務員を比べると、大きな違いがある。
公務員のほうが、割合が少ないのだ。
公的機関の書類は、元号を使用するのが慣例となっている。仕事でよく使う公務員は、和暦で戸惑わないようだ。
一方で会社員は、その会社の基準によっても変わる。
「うちは明確な基準がないから、各自の判断。社内で、和暦と西暦が入り交じる状態になっている。思想的なものではなくただ面倒だから、和暦はなくしてもいいと思う」(30代・男性)
しかし、和暦の廃止は、反対意見も多い。
「面倒なのはわかるけど、やはり文化なので完全になくすのは違う」(40代・男性)
新元号が始まると、さらに混乱する人が増えるかも。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,328名 (有効回答数)