「早起きは三文の徳」は本当? ライフスタイルによってはマイナスも
早起きをしている人は、効果を感じている人が多い。
昔から「早起きは三文の徳」と言われ、成功者も朝型の人間が多い。それほど早起きには、得るものが大きいのだろうか。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の自分は早起きだと思う男女558名に「早起きの効果について」の調査を行なった。
「早起きをして得をしている」と答えた人は全体で52.0%と、半数を上回る高い結果に。早起きをしている人は、効果を感じている人が多いのだ。
■自然に早起きする世代でも得を
性年代別では、男女ともに60代以上が一番多くなっている。
この年代は、意識をしなくても早く目が覚める人が多い。
「うちの父は、早く目が覚めるようになってから早朝のランニングを始め出した。もともと運動が好きだったけど、さらに健康面に気を遣うようになったから安心している」(40代・女性)
高齢者は早寝早起きだが、眠りの質は低下しているといわれる。無理のない範囲で、体を動かすのが大切だろう。
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■夜型人間には理解不能
どんなに早起きがいいと言われても、自分には無理だという人も多い。
「自分は完全な夜型で、定時を超えてからのほうが本気を出せるタイプ。最近は残業に厳しくなったから、今は時間内にがんばるようにしているけど…。それでも早起きだけは、絶対にないな」(40代・男性)
早起きをして出勤をすると、誰もいないオフィスで自分の仕事に取り組めるのがメリットだ。しかし、会社のシステムによっては、効果がまったく得られないことも…。
「『できる人は早起き』みたいな風潮につられて、自分も挑戦。ただ、自分は夜勤の人もいる会社の事務職。現場の人が夜に起きたトラブルなどの相談のために、出勤を待ち構えている状態で…。
早く出勤をしても、その人たちに捕まるだけ。自分の仕事がまったくできず馬鹿らしくなったので、定時出勤に戻した」(30代・男性)
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■早起きで得は社会的成功だけでなく…
年収別で見ると、年収1,000万円以上が一番多い結果である。
しかし、次に年収300円未満が高くなっており、社会的な成功者だけが早起きでの得を実感しているわけではなさそうだ。
「金銭的なものだけでなく、健康面や自由な時間の確保など、早起きで得られるものは、肉体的や精神的な部分も大きい」(50代・女性)
だからといって、無理に早起きして睡眠時間を削ってしまっては、本末転倒。しっかり適切な睡眠を取ることが、まずは重要だ。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の自分は早起きだと思う男女558名(有効回答数)