お金は額に汗して稼ぐもの? 「手段はどうあれ価値は一緒」との声も
誰になんと言われようとも、一攫千金を狙いたい人もいる。
仮想通貨で億り人が続出したときには、お金の稼ぎ方について深く考えた人も多いだろう。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,357名を対象に調査を実施。その結果、「お金は額に汗して稼ぐべきだ」と考えている人は59.0%。労働の対価で得たお金こそが、なによりも尊いと思っている人が多いのだ。
■「額に汗して」の考えは老害なのか
年を取るほどに、「額に汗して稼げ」派が多くなる。
しっかりと労働をしてお金を手に入れる考えが、今でも根強い。
「あぶく銭と懸命に働いてお金は、やっぱり違う。多くの経営者だって、初期は寝る間も惜しんで働いた人が多いのに」(40代・男性)
若い世代からは、こんな反論も。
「どんな理由で手にしたお金も、価値は変わらないのにね」(20代・女性)
関連記事:指原莉乃、被災地の寄付に込めた思い語る 「力になりたいと思ってくれる人がいたら」
■額に汗しても稼げない
若い人たちからすれば、どんなに額に汗をしても稼げないとの気持ちが強い。
「額に汗して働いている人ほど、低収入の気がする。儲かるのはその上にいる人たちばかりだから、『労働の美徳』を唱えるのは経営者側の都合なんじゃないかと思えてくる」(20代・男性)
さらには、ブラック企業を引き合いに出す人もいる。
「ブラック企業が蔓延するのは、『心血注いて働くことが当然』のような考えが、まだまだ人々の心の中にあるからだと思う」(30代・女性)
関連記事:「夫より妻が高収入」20代は2割超えも 育児のために仕事離れる女性も
■意味のないところに時間をかけて満足する人たち
一生懸命に働くことは大切なことだが、その方法が間違っているとの意見も。
「必要ないことに時間かけるのを、額に汗することと勘違いしている人が上の世代には多い。無駄な部分を減らして、ここぞというときに全力を出すほうが重要なのに」(30代・男性)
あれだけ言われていても、いまだに無駄な会議が減らない会社も多い。
「なんの進展にもならない会議は、いい加減、止めたほうがいい。会議をやったことで、なにか成し遂げた気になっている。実際には、時間を無駄にしただけ」(20代・男性)
仮想通貨はビットコインの一件もあり、乱高下を続けている。人々はやはり、額に汗して働くべきなのか。今後が気になるところだ。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,357名 (有効回答数)