「貧困は自分のせい」で落語家が大炎上 反論に「ブロック連発」で呆れの声
「貧困」について桂春蝶が自説を展開。「炎上芸」などの声も寄せられている。
「相対的貧困」などの言葉にあらわれているように、貧困にあえぐ人が増えているとされる現代の日本。生まれた家庭の財政状況など、個人の努力ではどうにもならないことも多いだろう。
そんな中、落語家である桂春蝶が「この国での貧困は絶対的に『自分のせい』なのだ」とツイートし、ネット上で大炎上している。
■「どうかまともな一歩を」
世界中が憧れるこの日本で「貧困問題」などを曰う方々は余程強欲か、世の中にウケたいだけ。
この国では、どうしたって生きていける。働けないなら生活保護もある。
我が貧困を政府のせいにしてる暇があるなら、どうかまともな一歩を踏み出して欲しい。この国での貧困は絶対的に「自分のせい」なのだ。— 桂 春蝶 (@shunchoukatsura) 2018年2月20日
20日、「世界中が憧れるこの日本で『貧困問題』などを曰う方々は余程強欲か、世の中にウケたいだけ」と切り出した春蝶。
「この国では、どうしたって生きていける。働けないなら生活保護もある」と述べた上で「我が貧困を政府のせいにしてる暇があるなら、どうかまともな一歩を踏み出してほしい。この国での貧困は絶対的に『自分のせい』なのだ」と持論を述べる。
その後、わかりにくい内容だったとして、新たなツイートで補足。
さっきの投稿に痛烈な批判が多かったんだけど、まあ仕方ない。
分かりにくい内容だったから。
言いたかったのは、人は生まれながらに苦悩を抱えていて、だからこそ生きられるこの世界は奇跡の連続で、感謝して歩むべきだという福音だったの。
そしてその環境がこの国は整っている…そう言いたかった。— 桂 春蝶 (@shunchoukatsura) 2018年2月20日
「言いたかったのは、人は生まれながらに苦悩を抱えていて、だからこそ生きられるこの世界は奇跡の連続で、感謝して歩むべきだという福音だったの」とポエム調に綴り、話は春蝶が若かった頃に展開。
僕は20歳から10年間、家賃2万円台のアパートで住んだ。それでも金がなくて、家賃を滞納したりした。当時は仕事が本当になかったから。
ほとんど毎日がチキンラーメンかコーンフレークやった。
それでも生きれた。
芸人風情でも何とかやっていける日本は素晴らしい。
これ以上この国に何を望みますか?— 桂 春蝶 (@shunchoukatsura) 2018年2月21日
家賃2万円のアパートで貧乏生活を送っていたが生きてくられたと述べ、「これ以上この国に何を望みますか?」と問いかけた。
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■ネット民から反論殺到
このツイートに対し、ネット民からは「働きたくても働けない人もいる」「自分の価値観だけで言うな」など反論が殺到。
・「他人が頑張れたんだから、自分も」…と、逆の順序なら素晴らしい考えだと思えるんですが、、、。要は押し付け以外の何でもないとしか読めないって訳ですよね
・健康そうに見えても、働け無いくらい大変な病の人もいますその人になってみないと自分が、頑張れたから他人もというのはチョッと違うと思います
・なぜ生保世帯の子供の就学について、様々な政策が立案されてきているか知ってますか? 努力では、負のスパイラルから抜け出せない構造的な問題があると政府が認識しているからですよ。国に問題提起する人たちがいたから共有されるようになったのであり、賞賛する人しかいなければ埋もれたままでし
・あなたは国家の役割を理解していないのでは? 国家は最大多数の市民を豊かにするためにある。国民あって国家があるんですから。国家が貧困対策をすることは当たり前で、それを怠ることは当然国家に責任はあります
・やるべきことをしないで生活保護の世話になるとか人のせいにするのは仰る通り論外です。が、やるべきことしても非正規問題や頑張ってもワーキングプアーになったりそういう人はやるべきことしてないですかね? また行政も本当に生活保護の必要な方を見捨てていませんでしょうか? 共存出来る生活を願う
・「世界中が憧れるこの日本」とか聞いてるこっちが赤面するほどの妄想だし、この問題で「絶対的に」なんて杜撰な力み方をするのは知性のなさのあらわれ。そもそも「貧困問題」に無関心な国なんて国とは呼べないと思いますがね